栄養バランスに気を使うほど、毎食毎食で大切になってくるのがヘルシーな野菜料理です。特に、野菜の味をそのまま生かしていただくサラダは、ちょっとした工程でその美味しさが決まってしまいます。「日によってあまり美味しくないな」と感じるのは、もしかするとあなたの作り方に問題があるからかも!? そこで今回は料理研究家である筆者が「サラダをもっと美味しくいただくために大切なコツ」について詳しくご紹介します。
■1:氷水を使う
野菜をたっぷりの水で洗い流した後は、少し氷水につけておくことがオススメです。野菜の細胞内に冷水が浸透することでパリッとした食感が生まれ、美味しく食べられます。しかし長時間つけすぎると、冷水の中にビタミンCが流れ出てしまうためNG。特にキュウリやパプリカなど、ビタミンCの多い野菜を冷やす際には注意を払いましょう。
■2:包丁で切らない
主にレタスなどの葉野菜は、包丁を使うと鉄分によって切り口が茶色く変色してしまいます。お皿に盛り付けた際に、見た目にも美味しさが半減してしまうのでよくありません。葉物は手で優しくちぎるよう心がけましょう。
■3:水気をしっかり切る
サラダを口に運んだ際に、表面に水があふれていては味がブレてしまいます。表面の水分に野菜の内部からビタミンなどの栄養素が流出してしまうことも考えられるため、栄養面でもオススメできません。噛んだ際の食感にも大きな影響を及ぼすので、洗い終えた野菜の水分はきちんとふき取るようにしましょう。キッチンペーパーで拭く方法も一般的ですが、野菜を水切りするサラダスピナーが一台あるととても便利です。長く使えるものなので、高い買い物ではありません。
■4:簡単手作りドレッシング推奨
ドレッシング作りはとても簡単。無くなりそうな調味料(豆板醤やオイスターソースもOK)にオイルや酢などを入れ、容器ごとシェイクして作るのがお手軽でオススメです。市販のドレッシングを使用するよりも、より自分好みの味に仕上げられるので、ぜひお試しください。
いかがでしたか? 毎日の食卓に欠かせないサラダ。栄養バランスのことを考えても一食に一品は用意したいもの。ぜひ今回の記事を参考に、毎日のサラダをもっと美味しく味わうきっかけにしてください。
(料理研究家 オガワチエコ)