やりなれたメイクには安心感があり、つい20・30代に流行ったアイメイクを今も続けがちな40・50代のつやプラ世代。しかし、それがオバさんっぽく見えたり、若作りしているように見える原因になっていることがあります。

アンチエイジングアドバイザーの筆者が、オバ見え&イタ見えNGアイメイクとその解決法をご紹介します。
■オバ見え&イタ見えNGアイメイク4つ
(1)アイホール全体に寒色系アイシャドウを塗る
アイホール全体に塗るメインのアイシャドウは、どんな色を選んでいますか?
洋服に合わせたり好きな色を選んだりすると、寒色系のアイシャドウがメインになることがあります。寒色系は肌なじみがよくないので肌から浮いて見え、若作り感が出てしまうことがあります。
寒色系をアイメイクで使いたい時は、濃い色のアイライナーやマスカラを締め色で使ったり、目尻側のみポイント使いしたりしましょう。そして、アイホール全体にメインとして使うアイシャドウは、ベージュやコーラルなどの肌なじみのいい色がおすすめです。
(2)抜け感ゼロの頑張りすぎアイメイク
まぶたのたるみなどで目元の印象が弱まってくる40・50代は、ついアイメイクに力が入りがちです。それに加えて20・30代の頃の感覚でアイシャドウを濃く塗りすぎてしまうと、抜け感を欠いて不自然な印象に仕上がるなど、オバ見え&イタ見えメイクにつながります。
濃い色や鮮やかな色を複数色しっかりと塗り重ねるのではなく、ブラシを使ってそれらの発色を和らげたり、肌なじみのいいベージュなどのカラーをメインにアイホール全体に塗り広げ、目の際のみを引き締めて抜け感を作りましょう。
(3)太く長いブラックアイライン
目元を引き締める効果があるアイラインは、つい20・30代の頃のクセで太く長く入れてしまいがちだと思います。また、引き締め効果を期待するあまり、ブラックから抜け出せない人も多いのではないでしょうか。
しかし、ブラックのアイラインでさらに太さと長さが強調されると、余計にひと昔前のメイクに見えてしまいます。ブラウンやネイビーなどのアイライナーを取り入れ、アイラインはまつげの隙間を埋めるように細く入れましょう。長さも、目尻から3ミリ程度までに留めるようにしてください。
最近のアイラインは濃い色で引き締めるばかりではなく、グレーやアイスブルー、ベージュなどで目尻側を中心に抜け感を出すこともトレンドです。適度に取り入れてみましょう。
(4)盛りすぎまつげ
20・30代の頃に流行ったボリュームのあるまつげを引きずりがちな40・50代ですが、マスカラをたっぷり塗ったり、マツエクやつけまつげで盛りすぎると、“ひと昔前の人”という印象を与えてしまう場合があります。
まつげは自然なカールと長さ、ワイド感にこだわってスッキリ仕上げた方が、実は若々しい印象に仕上がります。マスカラも、軽くティッシュオフするなどをして余分な液を取り除き、丁寧に塗りましょう。
何もかもトレンドを取り入れる必要はなく、自分に似合うメイクをすることが基本ですが、古臭い印象に見えるものはできるだけ早い段階でアップデートしていくことが大切です。今のメイクを見直して、よりよく自分を見せるメイクをしましょう。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
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