加齢とともに、垂れたバストに悩む人も多いと思います。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、40・50代がやるべき「バストの形をきれいに保つためのエクササイズ」をご紹介します。
■重力に負けない!ツンとしたバストラインをキープするには
※画像右側:肩甲骨から背骨の間の筋肉=菱形筋(小菱形筋・大菱形筋)/※画像左側:背骨から肩先までの筋肉=僧帽筋
垂れ胸の原因は、「背筋が衰える」ことが主な原因として考えられます。特に、肩甲骨を正しい位置にキープする「菱形筋(りょうけいきん)」と、頭蓋骨付け根から肋骨(あばら)下までついている「僧帽筋(そうぼうきん)」の衰えには要注意です。
なぜなら、猫背姿勢で菱形筋が背骨からはなれて背中がモッコリと丸くなる、僧帽筋が縦と横に伸びて体前側は縮む=お腹ポッコリ、垂れ乳になるというのは、至極自然なことです。
そこで正しい姿勢をキープするために、体幹(胴体部分の筋肉群)を鍛えて垂れにくい胸を作るエクササイズをご紹介します。
■期待できる効果
・垂れ胸改善
・背中、腰肉の引締め効果大
・二の腕、太ももやヒップラインの引締め効果
・体幹部を鍛えることで胴体部分が安定し、姿勢がよくなる
・猫背姿勢の改善など、エイジング効果も抜群
実践回数&期間
週に3〜4回を目安に実践すると、必ずボディラインに変化を感じられるはずです。
「美バストをキープするためのエクササイズ」のやり方
(1)膝立ちになり、お腹を腰に引寄せドローイングします。膝横→大転子(太もも横出た骨)→肩→耳たぶまでが一直線になるように体幹(胴体部分)を安定させてください。その状態で、両手を前に伸ばし肩を下げます。
(2)吐く息と共に、上体を一直線にキープしたまま後ろに倒す(ヒンジ状態)→前に戻すという動作を5回繰り返します。
(3)吸う息と共に元の位置に上体を戻します。吐く息とともにヒンジのまま、両手の平を後ろでタッチする動作を10回繰り返します。
手の平でタッチするのがツライと感じる人は、指先でもOKです。
(4)吸う息と共に元の位置に上体を戻します。吐く息と共にヒンジの状態から右肘を後ろに引き、右胸を右方向に向けます。これを3回行ってください。
(5)反対側も同様に動作を3回繰り返しましょう。
エクサ実践後、背中がキュッとしまった感じがしましたか?その感覚こそが、胸がツンと上向きになったサインです。ぜひ、垂れない胸をキープしてくださいね。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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