ずっと便秘知らずだったのに、更年期を迎えたあたりで気になってくる方も多いようです。
ティータイムでリラックスしながら、ケアしてみませんか?
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、更年期の便秘対策におすすめしたいお茶と、効果的な飲み方を併せてご紹介します。
■更年期に便秘がちになってしまう理由と対策
それまで順調だったお通じが滞りやすくなるのは、女性ホルモンの分泌量が減ることで、自律神経のバランスの乱れが起こるためです。
そこでおすすめしたいのが、食物繊維や水分を十分に摂って適度な運動を行なうとともに、女性の悩みにアプローチする成分を含み、自律神経を整える効果が期待できるお茶を取り入れることです。
お茶であれば手軽に飲めますし、ティータイムを設けてリラックスする時間を取るのは、更年期のデリケートな心身にとっていい影響もあります。
■更年期の便秘対策に飲みたいお茶
(1)レッドクローバーティー
レッドクローバーに含まれているイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持っています。
また、レッドクローバーのイソフラボンはエストロゲンの分泌をうながす作用もあるので、更年期には積極的に飲みたいお茶です。
(2)サフラン茶
サフランの生薬は、中国で婦人病の薬としても使われています。
それはサフランの香りにからだを温め、発汗をうながす作用があるからです。それにより、女性のからだの不調に効果的に働くといわれています。
(3)明日葉茶
明日葉には、自律神経を整える作用と腸のぜんどう運動をうながす作用があるビタミンB1、食物繊維の働きを高めてくれるビタミンCが含まれていますので、更年期の便秘対策に適しています。
さらに、明日葉に含まれているビタミンEは血のめぐりをよくするため、更年期のほかの不調にも働きかけてくれます。
(4)ヨモギ茶
ヨモギは、女性ホルモンのバランスを整える「ヨモギ蒸し」でも知られていますね。
ヨモギの香りの成分であるシネオールやα‐ツヨンには、更年期に欠かせない、冷えの緩和とリラックス作用、整腸作用などがあります。
■お茶の効果的な飲み方
どのお茶も、ゆったりと落ち着いた時間の中で飲むことで、よりいっそう効果が高まります。
仕事や家事の合間に、慌ただしい気分で飲むよりも、一日がはじまる前の朝の静かなひとときや、3時のティータイム、そして一日の終わりのくつろぎの時間などにいただくのがおすすめです。
■お茶に添えて楽しみたい食材
お茶請けとして楽しみたい食材は、まず食物繊維が豊富なドライフルーツです。特にあんずとプルーンがおすすめです。どちらも便秘を改善する作用があります。
また、各種のナッツ類もいいでしょう。ナッツに含まれる良質の脂質と食物繊維は、腸のぜんどう運動を活性化させてくれます。
更年期には、特に自分のための時間をしっかり取って、今のコンディションを確認する習慣をつけていただきたいもの。美味しいお茶と一緒に、自分の心とからだと丁寧に向き合ってみてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※更年期と便秘 – 大正製薬
※レッドクローバー – わかさ生活
※サフラン茶 – わかさ生活
※明日葉(あしたば) – わかさ生活
※ヨモギ – わかさ生活
※あんず – わかさ生活
※プルーン – わかさ生活