キッチンにあるスパイス、実はお料理以外にもいろいろな活用法があることをご存知ですか? 「自家製カレーを一度作ったきり使っていない」「上手にお料理に活用できずホコリをかぶっている」…。そんなスパイスを是非生活の違った場面で応用してみてください。どんなことに使えるのか、4種類のスパイスを例にご紹介します。
■ゴキブリ除けにも使える!?「クローブ」
クローブは強く特徴的な香りがあることから、古くから口臭予防に用いられています。歯痛にも効果が期待できるので、詰め物が取れてしまった虫歯跡などに、応急処置として砕いたクローブを入れておくと良いでしょう。またゴキブリがこの香りを嫌うため、小さな容器や袋に入れて玄関先や下水近くなどに置けば、ゴキブリ除けにもなります。
■マッサージオイルに活用「チリ」
生のチリはビタミンCが豊富な上、痛覚を刺激して血液循環を促す効果があることから、マッサージオイルに活用することができます。オリーブオイルやアーモンドオイルなど、新鮮な植物油に2週間ほど漬け込めばOK。足の冷えを取ったり、筋肉痛をやわらげてくれます。生よりもオイルにすることで、お料理の幅も広がりますよ。
■再利用できる!?香り付けに「バニラ(さや)」
お菓子作りに使用するバニラ。その他の活用法はなかなか思いつきませんよね。であれば、砂糖やミルクに浸け込んでおいてはいかが? 甘い香りが移って、ティータイムがより一層楽しみになります。香り付けした後も、洗って乾かせば何度でも使えるのもうれしいポイント。せっかく天然バニラを買ったなら思いっきり活用しましょう!
■食べ過ぎたら「フェンネル」「カルダモン」
カレー作りに欠かせないフェンネルやカルダモンは、クローブ同様に爽やかな香りが自慢のスパイスです。どちらも消化促進や駆風、消臭作用があるので、カレーや揚げ物、香りがきついものを食べた後に一粒かじると良いでしょう。味や香りに強いパンチがあるので、砂糖をまぶしておくとより食べやすいかもしれません。
スパイスハーブは古くから調味料として、薬用として、生活品として幅広く活用されてきました。さまざまな場面で応用してみてください。
(ホリスティックビューティインストラクターEriko)
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【参考】
※林真一郎著(2010)『メディカルハーブの事典』(東京堂出版)
※ジル・ノーマン著(2015)『スパイス完全ガイド』(山と渓谷社)