寒くなるとともに、チェックなどの「柄物」を着る人も多くなりますよね。秋冬の暗くなりがちなコーデに華やかさとおしゃれさをプラスする一方で、老け見えしてしまうものや時代に合わない柄物もあります。

スタイリストの筆者が、40・50代がさけるべき柄物アイテムと、おすすめの柄物コーデをご紹介します。

■40・50代にはNG！秋冬のオバ見え柄物

大胆なアニマル柄

もともと大人っぽい印象のあるアニマル柄。大人世代が取り入れることで、老け見えを加速させてしまう場合があります。

特に大柄のアニマルはトレンドでもなく、“おばちゃん感”を助長させてしまうのでさけた方が良いでしょう。

アニマル柄を取り入れたい場合は、できるだけ細かい柄のものを選びましょう。また、洋服よりもシューズやバッグなどの小物にプラスする方が、嫌味なくコーデに馴染むでしょう。

レトロ感のある柄

今シーズンはレトロなテイストのファッションがトレンドとなっていて、ジャガードやモノグラムなどのレトロ柄が多く見られます。これらは若い世代が取り入れると新鮮でおしゃれな雰囲気を演出できるのですが、大人世代は古臭い印象を与えてしまいがち。

どうしても取り入れたい場合は、きれいめでシャープなテイストのアイテムと組み合わせることが絶対条件。ほっこり見えを防ぐため、ダークなカラーのものを選んだ方が良いでしょう。

太めのボーダー柄

太めのボーダーも今年は人気な柄物ですが、最も膨張見えを誘う柄なので要注意です。ざっくりニットなどのボリューム感のあるアイテム×太ボーダーは、体型が一回り大きく見えてしまう場合があります。

できるだけ細めのボーダーで、メリハリのあるカラー配色のものをチョイスするのが大人にはおすすめです。

■華やかでスタイリッシュ！40・50代におすすめの柄物コーデ3つ

(1)羽織るだけで華やかに！チェック柄ジャケット

（ウールマットウース ダブル前ジャケット／ICB　税込価格35,970円）

秋冬といえば、チェック柄。こちらは、大人も取り入れやすい柄物アイテムです。

カラーがたくさん入ったチェック柄よりも、2色程度のモノトーンチェックの方が普段のコーデに馴染み、トライしやすいのでおすすめです。アウターで印象が変わる秋冬は、ジャケットやコートにチェックを取り入れると一気におしゃれ見えします。

インナー＆パンツは極力シンプルにまとめ、チェックジャケットを引き立てるようにするとスタイリッシュに決まります。

(2)さりげなくおしゃれ＆細見えが叶う！ストライプ柄スカート

（ミルドウール ストライプ柄ニットスカート／ICB　税込価格31,900円）

ボーダーを取り入れるなら、ストライプが断然おすすめ。

ストライプは縦に細く長く見える効果が高く、モード感も演出できるので洗練度も上がります。なるべく細かめのストライプをセレクトすると、主張しすぎず細見え度もアップします。

モノトーンのストライプスカートを主役に、他はシンプルにまとめましょう。ブラックでまとめても、ストライプ柄のおかげで重たくなりすぎず、クールに見せることができます。

(3)シンプルコーデにほんのりアクセント！幾何学柄ニット

（ソフトカシミヤミックス 幾何学柄ニット／ICB　税込価格22,990円）

チェーンのような幾何学柄のニットは、シャープな見た目なのでほっこり見えを回避できます。ケーブル編みよりもすっきり見えが叶います。網目で見せるさりげなさは、大人世代にちょうど良い柄として注目です。

シャツやポインテッドトゥシューズなどのきれいめなアイテムをどこかに入れると、さらに引き締まった印象のコーデが完成します。

上手に取り入れれば、たちまちおしゃれ度がアップする「柄物」。大人世代にもおすすめの柄で毎日のコーデをアップデートさせ、スタイリッシュな着こなしを楽しんでみてください。

（スタイリスト／ライター　森田　文菜）

 

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