40・50代が特に気になるのが、ぽっこりと出てくるお腹。何をしても中々凹んでくれません。
凹まない原因は、タイプに合った方法でダイエットが出来ていないからかもしれません。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、ぽっこりお腹のタイプ別に、お腹を凹ませる効果的な方法について解説します。
■隠れ肥満型
体重は標準だけれど、明らかに他の人より脂肪が多かったり、太く見えたりする人は、隠れ肥満型の可能性があります。
隠れ肥満とは、体重は標準だけど、筋肉量が少なく体脂肪が多い体型のこと。全体的に締まりが無く、たるんだ印象になるのが特徴です。
体重が標準かどうかはBMIで判断できます。BMIが22前後なのに「太っている」という印象の人は、体重を落とすよりも、脂肪を落とし筋肉をつけて体脂肪率を下げることがオススメ。
筋肉をつけるためには、日常生活に筋トレを取り入れると効果的です。週2回程度を目安に、自宅で筋トレをすることをオススメします。
■内臓脂肪型
隠れ肥満でも、特に内臓脂肪が多いのが、内臓脂肪型の特徴です。特に40・50代に増えてきます。
40・50代は、女性ホルモンであるエストロゲン分泌が減少することから、内臓に脂肪がつきやすく、いわゆるりんご型肥満となり、ぽっこりとお腹が出てきやすくなります。
これを防ぐためには、有酸素運動など定期的に運動をすることが大切です。
内臓脂肪は皮下脂肪よりも優先的に減少しやすいと考えられており、定期的な運動をすることで減少させることが出来ると考えられています。
手足は細いのに、お腹周りが目立って太いという人は、定期的に運動を行うことを意識してみましょう。
■反り腰型
姿勢の悪化も、ぽっこりとお腹が出てきてしまう原因のひとつです。特に反り腰は、お腹周りが目立ってしまいます。
反り腰とは、通常よりも背骨が過剰に反り返った状態になってしまうこと。背骨に過剰な負担がかかり、腰痛などの原因になると考えられています。
腰に悪い反り腰ですが、体型にも悪い影響があります。背骨を反り返らせることで、ぽっこりとお腹が前側に突き出てしまうのです。
反り腰の原因は、運動不足や、同じ姿勢をとり続けることで筋肉が固くなること。
防ぐためには、日常的に同じ姿勢をとり続けないで、30分に1回は立ったり座ったりストレッチをしたりすることをオススメします。
40・50代に多いお腹ぽっこりのタイプ別に、対策をご紹介しました。ぽっこりとお腹が出てくる原因は複数あり、それぞれで効果的な方法は違います。自分に効果的な方法を見極めて、適切な方法でお腹を凹ませ、キレイなウエストラインを作りましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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