「食べる時のクセ」「買い物をする時のクセ」などの毎日の何気ない行動のなかに、いつの間にか習慣化してしまったダイエットを邪魔するクセが潜んでいる場合があります。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ダイエットを邪魔するクセとその対策をご紹介します。
当てはまるものがあったら対策を試してみてください。悪い習慣を見直し、痩せやすい身体を作りましょう。
■ダイエットを邪魔するクセとその対策
もったいないからつい食べちゃう
家族と一緒に暮らしている人のなかには、残ったものをもったいないからといって食べる人も多いですよね。まだお腹に余力があればよいのですが、お腹がいっぱいにも関わらずさらに食べることを繰り返すと体重増加を招きます。
余ったものを捨てるのは抵抗があるという人は、捨てずに残して翌日の食事に使うなど、ケースバイケースで対応しましょう。
対策
残ったものをつい食べる習慣がある人は、「そもそも料理が多い」「毎食少し多めに作りすぎている」という可能性があります。食事を作る量を見直してみることもひとつの手です。
大皿料理を食卓に出して、その都度各自でちょこちょこつまむ食事スタイルという人も多いですよね。大皿料理は、どれくらい自分が食べたか認識できなくなるデメリットもあります。
体重管理したい時は、あらかじめ食べるものをお皿にのせていただくようにするとよいですね。
不必要なものを購入する
食材の購入にも悪いクセが潜んでいます。
「ニンジンを買いにきたのに、いつの間にか違うものをかごに入れていた」といったように、スーパーでの買い物でこんなことが多い人は要注意。必要なものだけを買うようにしましょう。
お菓子やお弁当、お惣菜などの中食も同じです。
対策
買いすぎてしまうという人は、週に1〜2度は冷蔵庫にあるものだけで食事を作るようにしましょう。無駄買いを防げ、食材も無駄にしないので一石二鳥です。
できれば買い物に行く前に冷蔵庫をチェックして、買うものをリスト化するとさらによいですね。お弁当やお惣菜も腹八分目になるように購入しましょう。
空腹の時間に買い物に行かないということも大きなポイントです。
健康にいいものだからと適量オーバーを食べる
美と健康に意識が高い人に多いのが、いわゆる身体にいいもののとりすぎです。くるみやアーモンド、高カカオチョコレート、亜麻仁油やココナッツオイルなど、美と健康によい食材は意外とカロリーや脂質も多いもの。
量によっては、美と健康のデメリットに働く場合もあるので気をつけましょう。
対策
加えてしまうとカロリーオーバーになってしまうなら、加える分を引くといいですね。例えば、「普段食べているお菓子の代用としてくるみや高カカオチョコレートを食べる」「ドレッシングにオリーブオイルを使う代わりに亜麻仁油を使う」といった使い方がよいでしょう。
くるみや高カカオチョコレートはカロリーも高いので、袋から出したり、あらかじめ食べる量を決めてから使うとさらによいです。
新しいダイエットに飛びつく
ほとんどの人は、加齢にともない体重が増える傾向にあるといわれています。
毎年、新たなダイエット法が出回りますが、それが自分に合っているか、身体への負荷がかかるかどうかを吟味してから試している人は少ないと思います。
合わないダイエットは体重が減っても維持がむずかしく、リバウンドを招く場合もあります。新しいダイエット法に飛びついて、リバウンドを繰り返すのも、もはやクセのひとつです。見直す必要がありますね。
改善策
新しいダイエット法を試す前に自分と同じ年齢、生活スタイルの他人にすすめられるかどうかをジャッジするようにしてみましょう。他人にアドバイスをするとなると、俯瞰してダイエット法のメリット・デメリットが見えてきます。
昔ながらのダイエット法(食事のエネルギー摂取量が身体活動量を上回らないようにする)で、食事量をコントロールするのとどちらがよいかも比較してみてください。新しいダイエット法で挫折が続くという人は、時間はかかるかもしれませんが身体への負担が少なくリバウンドもしにくいシンプルな方法に戻ってもいいかもしれませんね。
ダイエットしても痩せないなと思ったら、自分の食べグセや買いグセ、ダイエット傾向を見直してみましょう。知らず知らずのうちに、ダイエットを阻む悪いクセがあるかもしれませんよ。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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