根菜の美味しい季節になりましたね。根菜は、食物繊維が豊富で腸が喜ぶ食材でもあります。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、今が旬の根菜の中から、腸が喜ぶ大根、ニンジン、レンコンの簡単レシピをご紹介します。
■腸が喜ぶ根菜3つ
(1)大根
善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富な大根。また、消化を助ける消化酵素アミラーゼも含まれているため、胃腸が疲れている時にも優しい根菜です。
冬の大根は甘みが増して、生で食べても火を通して食べても美味しいのですが、アミラーゼは加熱に弱いため、消化のためには生で食べるとよいでしょう。
(2)ニンジン
ヨーロッパでは、おなかを壊したときにはニンジンスープを飲む習慣があるくらい、ニンジンはおなかに優しい根菜です。
ニンジンに含まれるオリゴ糖には、ビフィズス菌を増やす働きがあるため、腸内環境を整える効果が期待できます。
(3)レンコン
レンコンを加熱すると粘り気が出てきますが、ねばねばは水溶性食物繊維の仲間です。
また、レンコンにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCには腸内で悪玉菌の増殖を防ぐ働きがあり、腸活にかかせないビタミンです。
寒い季節は、生野菜を食べる機会が減ってしまいますから、根菜でビタミンCが取れるのはよいですね。
■腸が喜ぶ簡単レシピ3つ
(1)大根おろしタレ
市販のドレッシングやポン酢に、お好みの分量の大根おろしを加えるだけ!
肉や魚のソースとして、湯豆腐やお鍋のタレとしても活用できます。
(2)ニンジンのホイル包焼き
スティック状にカットしたニンジンと、オリーブオイルやバターなどお好みの油分を加えてホイルに包み、グリルで焼いて出来上がり。
さっぱりと食べたいときはオリーブオイル、ほっこりとしたニンジンの甘みを味わいたいときはバターがおすすめです。
(3)レンコンのゴマ油炒め
薄くスライスしたレンコンをごま油で炒め、塩や醤油でお好みの味をつけて出来上がり。
一度に食べきれないときは、炒めたレンコンを酢漬けにしておいても美味しくいただけます。
今が旬の美味しい根菜を食べて、腸内環境を良い状態に保ちたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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