「ツヤ肌」と「テカリ肌」。両者は、似ているようで与える印象が大きく異なるものです。自分ではツヤ肌メイクをしているつもりが、テカリ肌になっている場合もあります。
コスメコンシェルジュで美容ライターの筆者が、ツヤ肌作りでやりがちなNGメイクと、40・50代におすすめのツヤ肌メイクのポイントをご紹介します。
■ツヤとテカリはどう違うの?
ツヤ肌とテカリ肌の違いは、「光り方」にあります。
ツヤ肌は内側から輝くような健康的な印象で、清潔感が感じられます。一方、テカリ肌は汗や皮脂で光ってみえる状態で、清潔感に欠けた印象を与えます。
テカリ肌に見られやすい原因のひとつに、ツヤのメリハリ不足があります。顔全体をツヤツヤにすると、汗や皮脂のテカリに見えやすいです。
上の画像は、ツヤタイプのコスメばかりでメイクし、ノンパウダーで仕上げた状態です。みずみずしい印象ではあるものの、顔全体がツヤツヤしすぎています。この状態だとメイクもちが悪く、汗や皮脂をかくと肌がテカってしまいます。
ツヤ肌にしたいときは、頬の高い位置や鼻筋などの部分に限定的にツヤを効かせて、他はセミマット程度に抑えてください。ツヤとセミマットで質感のメリハリが生まれ、上品なツヤ肌に仕上がります。
上の画像は、右半分をパール入りツヤタイプのパウダー、左半分をテカリ防止タイプのパウダーで仕上げた状態です。
一見、右のパール入りの方が華やかに見えますが、ハイライトを入れている箇所がギラギラと見え、毛穴も悪目立ちしています。左は頬や鼻筋にはほのかなツヤを感じるものの、他の部分はツヤを抑えているので清潔感のある肌に仕上がっています。
大人のツヤ肌メイクではこのようなメリハリのあるメイクを目指すと、一日中、上品なツヤ肌でいられるでしょう。
■40・50代におすすめのツヤ肌メイク
テカリ防止タイプのパウダーで仕上げた、上品なツヤ肌メイクの方法をご紹介します。
ツヤタイプの下地・クッションファンデで発光感を
まずは、ツヤタイプの下地とクッションファンデーションでベースを整えます。後で使うパウダーでツヤが落ち着くので、この時点ではたっぷりと肌にツヤを与えましょう。
UVプライマー/アンドビー
使用した化粧下地は、こちら。
SPF50+ PA++++というブランド最強レベルの紫外線カット効果です。肌にあふれるようなツヤを与えて、イキイキとした肌印象を演出します。
(36g SPF50+ PA++++ 税込価格2,750円)
クッションファンデーション 00 明るいベージュ系/セザンヌ
クッションファンデーションは、こちら。
SPF50 PA++++という高数値の紫外線カット力と、5種の保湿成分による高保湿、高いカバー力を備えています。コストパフォーマンスにすぐれたアイテムです。
(11g SPF50 PA++++ 税込価格1,078円/詰替 税込価格858円)
クリームタイプのチークとハイライトを粉の前に仕込む
ベースが整ったら、パウダーを塗る前にクリームタイプのチークとハイライトを仕込んでおきましょう。内側からにじむような自然な血色感とツヤを与えることができます。
フェイスグロウカラー 01 アプリコットグロウ/セザンヌ
使用したのは、こちらのアイテムです。
ハイライト・チーク・アイシャドウなどマルチに使うことができ、汗や水、皮脂に強く落ちにくい仕様になっています。
(税込価格660円)
テカリ防止タイプのパウダーで仕上げる
肌にツヤをたっぷりと与えた後は、フェイスパウダーでテカリ対策を。汗や皮脂が気になるシーズンは、サラサラになるタイプのパウダーがおすすめです。
モイストラボ ルースパウダー(テカリ防止タイプ)/明色化粧品
使用したこちらのアイテムは皮脂コントロール効果で崩れにくく、皮脂・テカリを抑えます。毛穴レス効果もある、大人肌の強い味方です。
SPF36 PA++で、紫外線カット効果も期待できます。
(6.5g SPF36 PA++ 税込価格1,320円)
上の画像は、メイク完成後になります。パウダーでツヤを落ち着かせても、光を受けると頬の高い位置や鼻筋に内側から輝くようなツヤがただよっています。
大人のメイクには「上品さ」が大切です。ギラギラとした輝きではなく、品のある大人のツヤ肌を目指してみませんか?
(コスメコンシェルジュ・美容ライター/古賀 令奈)
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【参考】
※UVプライマー – アンドビー
※クッションファンデーション – セザンヌ
※フェイスグロウカラー – セザンヌ
※モイストラボルースパウダー – 明色化粧品