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トゲが痛いと◎!?プロ直伝「おいしいキュウリ」の見分け方

台湾料理研究家
小河 知惠子

夏本番! これから旬を迎え、一年の中で最もキュウリをおいしくいただける季節がやってきます。また夏に限らず、サラダに加えたり漬物にしたりと、毎日の食卓に欠かせないほど大活躍する野菜の一つです。意外と盲点なのが、おいしいキュウリの見分け方。たくさん並んでいると一番新鮮でおいしいのはどれなのか、見分けがつかない方も多いのでは? そこで今回は料理研究家である筆者が、「新鮮でおいしいキュウリの見分け方」についてご説明いたします。

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■1:太さが均一

途中で太さが変わり、一部分だけ細かったり太かったりするものは、成長過程できちんと栄養が行き渡らなかった可能性があります。全体的に適切な太さを保っていても、一部分でも急な膨らみがあるキュウリは避けたほうが無難です。水分や空気が溜まっていて、一本丸ごとおいしくいただけない場合があります。

 

■2:ヘタが緑で、元気なもの

ヘタはキュウリ本体と同じ色をしていて、元気なものが新鮮です。時間を経て劣化していくほどヘタの色は黄色がかり、しなびていきます。新鮮なキュウリを選びたい場合は、ヘタを指標にすると分かりやすいのでオススメです。

 

■3:トゲが元気

新鮮なものほど、トゲが元気に立っています。水分が抜けてくるとトゲは低くなり、固さも失われます。手で持った際に、皮膚に引っかかって痛いくらいの固さがベストです。

 

■4:濃い緑色のもの

濃い色は、きちんと栄養が行き渡って立派に成長した証です。キュウリは時間を経るごとに黄色く変色していきますから、深い緑色をしているキュウリほど新鮮だと判断できます。

 

■5:「ブルーム」のあるもの

ブルームとは、キュウリの表面に現れる白い粉のようなもの。乾燥や雨に対する自衛手段として、キュウリが自ら作る成分です。農薬と間違われることが多かったため、ブルームの出ないキュウリが作られるようになり、そちらが主流になりました。昔のキュウリにはこのブルームが付いているのが一般的でした。数は少ないですが、現在でもブルーム付きのキュウリを見かけることがあります。ブルームにきちんと表面を保護されて育ったキュウリは、瑞々しく、歯触りもいいためオススメです。

いかがでしたか? キュウリは水分を多く含んでいるため、より新鮮なものを選んで購入しないと、すぐに悪くなります。ぜひ今回の記事を、スーパーに並んでいる数多くのキュウリから、最も新鮮でおいしいものを選ぶ参考にしてください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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