夏疲れを引きずって、疲れやすく、すぐに座り込んでしまう…。日常の動作がおっくうになると、姿勢も悪くなって気付けばお腹ポッコリ、ボディラインがゆるゆる、なんて事態も招きかねません。体の要である「骨盤」のゆがみをほぐす、自宅でできる方法をご紹介します。
■骨盤が下がっていませんか?
全身の動きを固くし、健康や美を損ねる要因に「腰の下がり」があります。悪い姿勢や体を使わない習慣、毎月の生理での骨盤の開閉や加齢など、体の中心である骨盤にずれが生じる原因はさまざま。しかし、これを甘く見てはいけません。骨盤が下がると内蔵も下垂し、狭くなった骨盤内で子宮や卵巣の動きが悪くなってしまうのです。女性の美と健康を保つ要とも言える骨盤を、正しい位置に戻しましょう。
■美ボディを保つ背中は「S字」
腰の下がりを改善するためには、「背中のS字カーブをつくる」ことが大切です。腰の骨は本来前にカーブし、それとバランスを取るように胸椎は後方に、頸椎は前方にゆるやかにカーブし、横から見ると自然なS字を描くようになっています。疲れや習慣からこのカーブが失われている…と感じたら、姿勢を正したり簡単な体操を行うなどメンテナンスを心がけてみてください。
■骨盤の正しい位置と背中のS字を保つ「枕体操」
仰向けに寝て、腰の下に枕を入れ、両膝を90度に立てます。両膝頭をつけ、離れないようにしながら肩幅に右、左と揺らします。この時、骨盤が動かないようにしましょう。
同様に、首の下に枕を入れ、顎を天井に向けて首を伸ばし、耳たぶが枕につくようにごろんごろんと左右に動かします。腰→首の順で、それぞれ30分ずつが目安です。
骨盤が本来の働きを取り戻すと、硬直していた体がゆるみ、ボディラインが整います。疲れのリセットにも有効なので、お風呂上がりなどにぜひ試してみて下さい。
(つやプラ編集部)
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【参考】
※一井葉子著『40代からの女をあげる整体学 』(アスペクト)
※Self Body Designについて – Karada Design