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美腸キープで若々しく!セラピスト直伝「腸マッサージ」方法


余慶 尚美

「お肌は内臓の鏡」といわれますが、「美肌の持ち主は内臓がキレイ」ということ。中でも腸がキレイなのだと言えます。腸は、食べ物を消化吸収し、いらないものを排泄するところ。アンチエイジングに欠かせない「美腸」を実現させるために、今回は「腸ドレ出口マッサージ」をご紹介します。

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■「腸ドレ出口マッサージ」って何?

このメソッドは、リンパドレナージュをベースにした「腸ドレナージュ(排出)出口刺激マッサージ」をさします。日常において、便秘がち、身体に不要なものが溜まっている、お腹周りが冷えている方、そして、アンチエイジングに努力されている方にたいへんおススメなセルフケアメソッドです。

食べたものは24~72時間かけ食道、胃、小腸、大腸、肛門とカラダの外に排出されます。これを高速道路に置き換えてみましょう。高速道路の「最終出口」がつまると「途中」をいくら流しても結局のところはつまってしまいます。ですから肛門に近いところ、すなわち「出口」のケアこそがスムーズな排泄には大切。「腸ドレ出口マッサージ」で腸周りのリンパや血の巡りを改善して、下腹のぽっこり、脇腹、腰周りもボディメイクしちゃいましょう。

 

■最初に「出口」からスタート

(1)腹式呼吸

大きく腹式呼吸するだけでも大腸の動きを刺激します。横隔膜を上下に動かすと腸の動きを刺激しますから、便の排泄にたいへん効果的です。呼吸と同時に下腹部を意識しながら、吸う時に肛門をすぼめ、吐くときに「開く」を繰り返してみましょう。

 

(2)仙骨マッサージ

お尻と腰の間にある三角形の仙骨には、内臓神経が集中! 「冷えには仙骨を温める」と言われるように血流改善のためには大事な部分。血流改善によってお腹が温まり、便の排泄がスムーズになります。

仙骨からは「骨盤内蔵神経」という副交感神経がお腹中に巡らされ、全身の血流改善に密接に関わっています。東洋医学的にも、仙骨の上には、代謝や婦人科系を司る腎経、膀胱経や血液循環を司る心包経、栄養吸収や貧血や月経不順などに関係する小腸経などが通っているので、仙骨周りのマッサージはとっても大事なのです。

 

(3)あえて「反時計周り刺激マッサージ」

排泄機能の大きな役割を果たしている『リンパ』。基本的な『全身のリンパドレナージュ(リンパ排出法)』のやり方は、出口である両鎖骨下リンパ節にまずはアプローチし、そこから近い場所から『ドレナージュ(排出)』を行います。つまり出口に近いところから流すことで、全体をスムーズにするという考え方です。

これはそれぞれの部位でも言えることで、大腸ならば出口に近いところ、つまり肛門の手前である左下腹部 『S字結腸』から刺激していきます。よく腸を”時計周りにマッサージ”というのは聞いたことがあるかと思いますが、ここではあえ bbcて “反時計周り”にマッサージしてみてください。力を入れる方向は腸の動きに順行に。

「反時計周り刺激マッサージ」を指腹4本で写真のように強く圧仕込むように3回程繰り返し、出口に近い下腹部から腸の動きの向きに圧にて刺激した後に、時計周りに同じ回数、今度は手全体を使い便を流れに沿って圧し出すようにマッサージ。

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マッ サージは難しい…という方は「下半身を正面に固定し、脇腹をツイストする」エクササイズがオススメ!便秘も改善するだけでなく、知らず知らずのうちにコアマッスルが鍛えられ、ボディメイクがまでできるかもしれませんよ。
(美巡セラピスト/国際薬膳師・漢方養生指導士 余慶尚子)

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【参考】
腸からはじめる全身アンチエイジング -日経ヘルス&メディカル

 

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