毎日の朝食として、どんなメニューを食べていますか? 実は朝食の定番メニューの中には、老化が加速しやすくなるものがあります。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、若々しさのために避けるべきNG朝食についてご紹介します。
■若々しさの敵!「糖化」とは
若々しさを失う原因のひとつとして「糖化」という現象があげられます。
これは、たんぱく質や脂質が糖と結びつくことをいい、老化を促進させる物質AGE(糖化最終生成物)を産生し、老化が加速しやすくなります。
たとえば、こんがりと焼けたクッキーは、糖化が起こっている代表的な食べ物のひとつです。クッキーに含まれる砂糖が、卵のたんぱく質やバターの脂質と結びつくことでAGEを産生し、老化が加速してしまいます。
■避けるべき!よくあるNG朝食5つ
(1)パンケーキ、ホットケーキ
手軽に作れるパンケーキやホットケーキですが、前述のクッキーと同様に、卵や牛乳に含まれるたんぱく質やバターの脂質が糖と結びつくことで、老化につながりやすい食べ物です。
これらの代わりとして、蒸しパンはいかがでしょうか。バターを使わないため、AGEの産生を抑えることができます。
(2)菓子パン
朝食に取り入れる方が多い菓子パンも、パンケーキやホットケーキと同様に、糖化が起こりやすい食べ物です。
菓子パンを食べるときは、糖質や脂質が比較的控えめなものを選ぶようにしましょう。全粒粉などが加えられたパンを選ぶと、糖質を抑えやすくなります。
(3)ハッシュドポテト
カリッと揚がったハッシュドポテトも、人気の朝食メニューです。しかし、揚げたり焼いたりして褐色に変色した食べ物も、糖化が起こりやすいメニューです。
じゃがいもを食べる場合は、レンジで蒸したものをオリーブオイルと塩でいただくのはいかがでしょうか。
(4)グラノーラ
ナッツやフルーツといったヘルシーな材料が含まれているグラノーラ。ですが、牛乳やナッツのたんぱく質やオリーブオイルやバターの脂質と糖が結びつき、AGEが産生されやすい食べ物です。
グラノーラを食べるときは、なるべく糖質が少ないものや、焼き上げていないものを選ぶとよいでしょう。
(5)砂糖入りのコーヒーや紅茶
血糖値が高い状態になると、AGEが作られやすくなってしまいます。
甘い飲み物は血糖値が上がりやすいため、コーヒーや紅茶は砂糖を入れずに飲みましょう。
砂糖入りのコーヒーや紅茶と同様に、甘いジュースなども避けてください。
一日の元気のもとになる「朝食」で老けてしまうのは悲しいものです。メニューに気をつけながら、みずみずしい肌とからだを守っていきましょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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【参考】
※老化の原因「糖化」を防止しよう – オムロン ヘルスケア
※老化を促進させるAGEって聞いたことがありますか?(PDF) – 公立学校共済組合関東中央病院