毎日忙しい朝、しっかりと朝食を摂ることが難しい日も多いのではないでしょうか。
しかし朝食をしっかり摂ることは、健康的に美しい体作りにとって、とても重要なのです。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、「痩せ確実」なおすすめの朝食のポイントを紹介します。
■ハム・ツナ・納豆・ヨーグルトなどタンパク質を固形物で摂る
「痩せ確」な朝食のポイントの一つは、ハム・ツナ・納豆など固形物でタンパク質を摂ることです。
タンパク質は美しい体作りにとても重要な栄養素。引き締まった美しい体を作るために大切な筋肉をキープし、スタイルを改善する助けをしてくれます。
また、適切な量のタンパク質を摂ることは食欲を抑えることにつながります。適切な量のタンパク質摂取で、午前中のおやつやお昼のムダ食いを防ぎ、体重の増加を増やすことを防ぎます。
「固形物」のタンパク質がおすすめの理由
なぜプロテインなどの液体でなく、固形物で摂った方が良いのか?
液体だと腹持ちが良くなくお腹が空きやすいため、固体に比べて食欲が抑えにくいからです。
また、プロテインはタンパク質しか摂ることができず、他に必要な栄養素を摂ることができません。
例えばロースハムですが、タンパク質の他に、糖質・脂質・タンパク質の代謝を助けるビタミンB群が多く含まれています。
また、納豆にはイソフラボンはもちろん、カルシウムや鉄分が豊富に含まれており、体の健康を助けてくれる役割があります。
朝食を抜くと、1日に必要なタンパク質量を確保することが難しくなります。食べることが難しければプロテインでもOKですが、できるだけ固形物でタンパク質を摂ることを意識しましょう。
■豆・きのこ・野菜を多く摂る
朝食には、豆やきのこ、野菜などを多く摂るようにしましょう。
豆やきのこ、野菜にはビタミン・ミネラル、食物繊維が多く含まれています。
ビタミン・ミネラルは代謝を助け、体型作りや身体の調子を保つのに役立ちますし、食物繊維も腸内環境を改善し消化吸収を改善するためにとても重要です。
含まれているカロリーも少なく、多く食べても太りにくいため、朝食にタンパク質系の食品と一緒に食べるのにもとても相性が良いのです。
グリーンサラダもいいけれど
レタスだけなど少ない種類の野菜でも悪くないですが、できるだけ豆・きのこ・野菜を揃えるようにしましょう。
様々な食品を摂ることで多様な栄養素を摂取し、代謝や身体の調子を改善してくれるのに役立つと考えられます。
お味噌汁で食べても良し、サラダに入れても良し、自分の食べやすいスタイルで豆・きのこ・野菜をたくさん摂りましょう。
■パンやお米などを決めた量摂る
ダイエットの敵と考えられがちなパンやお米。しかし朝食にこそしっかりと摂るべきです。
糖質は、脳と体にとってとても大事なエネルギー源。不足すると体がだるくなるなど、1日を気持ちよく過ごすことができません。
また、低すぎる糖質摂取量は筋肉を分解し、体力低下と体型崩れの原因になります。
ですから、健康的で美しい体を作るためには、適切な糖質摂取量が大切。しかし、朝食で糖質を摂らないと、1日全体で必要な糖質摂取量に満たないことが多くなります。
体重の変化を見ながら調節を
一方で、摂りすぎも体重を増やしてしまうことがあります。体重の変化を見ながらご飯の量を調整し、適正体重を保てる量を食べるようにしましょう。
忙しく時間がない朝食は、栄養などを考えず、ついつい口の中に詰め込んでしまいがち。しかし、タンパク質を固形物から摂ったり、野菜、糖質など必要な栄養素をしっかりと摂ることで、効果的に健康的で美しい体型作りを進めることができます。まずはできるところから取り入れてみてくださいね。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
【関連記事】
・40・50代から始めるべき「太らない方法」4つ
・腹筋より下腹が凹む!40・50代がやるべきエクサ
・3つの不足が痩せない原因!?痩せ体質に導く生活習慣
・垂れ胸になるNG習慣&バストの高さを保つ方法