朝食の定番である「卵焼き」。毎朝食べているという人も多いのではないでしょうか。
ベジ活アドバイザーの筆者が、肌の若返り効果が期待できる「卵焼きのちょい足し具材」をご紹介します。手軽に加えられるものばかりをピックアップしましたので、ぜひお試しくださいね。
■“完全栄養食”と呼ばれる「卵」のパワー
卵は、皮膚や爪、髪、筋肉の原材料となる「タンパク質」の他、さまざまな「ビタミン」や「ミネラル」を含む食材なので、“完全栄養食”とも呼ばれています。
ですが、「ビタミンC」と「食物繊維」が含まれていないので、それらを含む食材をプラスするとバランスが整いますよ。
■肌の若返り効果が期待できる「卵焼きのちょい足し具材」5つ
(1)ミニトマト
トマトに含まれる「リコピン」は抗酸化作用が高く、老化を招く活性酸素の除去に役立つ他、紫外線による肌の赤みや色素沈着などの皮膚ダメージを軽減する効果が期待できるということがわかっています。
卵にない「ビタミンC」と「食物繊維」も含むので、バランスもよいですね。
リコピンはトマトの赤い色素に含まれているので、赤ければ赤いほどリコピンが多く含まれているサインとなります。なので、なるべく赤いトマトを選ぶようにしてください。
(2)海苔
肌は、“内臓を映す鏡”とよくたとえられています。腸内環境を整えることは、内側から輝く肌をつくる手助けとなります。
海苔は、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やす手助けをする「水溶性食物繊維」が含まれているので、腸内環境を整えることに役立ちます。
卵には含まれない「ビタミンC」や「食物繊維」を含んでいるので、バランスも良いですよ。
(3)ネギ
手軽に卵焼きに加えられる具材のネギ。
捨てられてしまいがちな緑色の部分には、すぐれた抗酸化作用をもつ「β-カロテン」や「ビタミンC」などが豊富に含まれています。なので、粗めのみじん切りにして加えるといいですね。
卵には、肌の血色やコラーゲン合成に関与する「鉄」が含まれています。ビタミンCと一緒にとることで吸収率が高まるため、よい組み合わせともいえます。
(4)ひじきの煮物
残った作り置き食材も、卵焼きの具材としておすすめです。ひじきやニンジン、シイタケなどと一緒に煮込んだ煮物が余ったら、卵焼きの具材にしましょう。
ひじきには、肌の血色やコラーゲン合成に関与する「鉄」が多く含まれるため、同じく鉄を含む卵と一緒にとることで、鉄の総量を多くすることができます。
(5)しらす
さまざまな研究によると、性別や年齢を問わず、朝食での「タンパク質」摂取量は低くなりがちだということがわかっています。しらすは卵と同じくタンパク質を含むため、具材として加えることで総量を増やすことができます。
タンパク質不足は、肌のたるみやシワの原因につながると考えられているので、若々しい肌のためにもタンパク質を意識したいですね。
しらすには、つやプラ世代が気になる「カルシウム」も含まれています。カルシウムは、卵に含まれる「ビタミンD」と一緒にとることで吸収率が高まるので、理想的な組み合わせともいえますね。キレイと健康維持のために、ぜひ加えてみてください。
肌の若返り効果が期待できる「卵焼きのちょい足し具材」をご紹介しました。簡単に加えることができて美味しいものばかりですので、毎日の食事に活用してみましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※たんぱく質が摂れていない人に見られる不足のサイン – キューサイ
※トマトの赤い色素リコピンのうれしい2つの効果とは? – カゴメ
※のり – わかさ生活
※美肌力をアップさせる、腸のゴールデンタイム – 明治
※ネギ – JAグループ
※朝食におけるタンパク質の重要性 – 江崎グリコ
※タンパク質の不足で起こる諸症状、その症状と対策とは – 江崎グリコ
※カルシウム Ca – わかさ生活
※しらす – カロリーSlism