大豆イソフラボンの宝庫ともいえる高野豆腐は、「おやつ」としても美味しく食べることができます。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、更年期対策にも嬉しい、美味しい「高野豆腐のおやつ」の作り方をご紹介します。
■「高野豆腐」が更年期対策におすすめの理由
高野豆腐は、別名「凍り豆腐」と呼ばれるように、豆腐を凍らせてから乾燥することにより水分を抜いて作られます。
言い換えると、豆腐の栄養素が濃縮された食品です。
豆腐が身体に良いことは周知されていると思いますが、中でも更年期の方に嬉しい点は、大豆イソフラボンが豊富に含まれているところです。
大豆イソフラボンは、化学構造が女性ホルモンの「エストロゲン」と似た構造であることから、エストロゲンの働きを補う作用が期待できるといわれています。
具体的には、肌や髪にハリと潤いをもたらす、周期的な生理を維持するなど、女性の健康と美容の維持に欠かせない様々な働きが期待できます。
また、いわゆる「更年期症状」と呼ばれるトラブルを軽減する働きも期待されています。
■美味しく更年期対策!「高野豆腐」のおやつ
積極的に摂りたいと思っていても、毎日高野豆腐の煮物ばかりでは飽きてしまいますよね。
そんな時は高野豆腐をおやつに使うのがおすすめです。
高野豆腐は煮物だけでなく、揚げたり、すりおろしたりと、実は様々な使い道があります。
高野豆腐のチーズスティック
材料(1人分)
高野豆腐 1枚
片栗粉 大さじ1
粉チーズ 小さじ2
塩、こしょう 少々
揚げ油 適量
作り方
(1)高野豆腐は塩少々を加えた水に浸して戻します。
(2)(1)を手のひらで挟むようにして水気をしっかり絞ります。5ミリ程度の幅のスティック状に切ります。
(3)片栗粉を全体に薄くまぶし、170℃の油で表面がキツネ色になるまで揚げます。
(4)粉チーズ、塩、こしょうを全体にまぶして、できあがりです。
高野豆腐のドーナツ
材料(6個分)
高野豆腐 1枚
薄力粉 120g
砂糖 50g
卵 1個
ベーキングパウダー 大さじ1
牛乳 大さじ2
打ち粉(薄力粉) 適量
揚げ油 適量
作り方
(1)高野豆腐はおろし金ですりおろします。
(2)ボウルに卵、砂糖を入れてよく混ぜます。均一になったら、(1)とベーキングパウダーを加えて更によく混ぜます。
(3)薄力粉をふるい入れ、さっくりと混ぜます。牛乳を加え、均一になるまで切るように混ぜます。
(4)(3)をバットに移し、ラップをして冷凍庫で20分ほど冷やします。
(5)打ち粉を広げた台に(4)を置き、全体にしっかり打ち粉をまぶします。6等分にして、ドーナツ型に成型します。
(6)170℃の油で3~4分程度、表面がキツネ色になるまで揚げます。
更年期対策と構えると重苦しくなりがちですが、美味しくおやつを食べるだけなら、楽しみながらケアができるのではないでしょうか。ぜひお試しください。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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