「腸活のため、ヨーグルトを積極的に食べている」という方も多いですよね。
ヨーグルトは腸活に役立つ食品ではあるのですが、ダイエットのためというなら、やみくもに食べていても効果がないかも知れません。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、痩せ体質作りをサポートするヤセ菌が増えるヨーグルトの選び方、食べ方をご紹介します。
■ヤセ菌が増えるヨーグルトの選び方2つ
(1)ビフィズス菌入りのヨーグルトを選ぶ
通称「ヤセ菌」と呼ばれている腸内細菌は、エサとなる水溶性食物繊維を発酵分解する際に、短鎖脂肪酸と呼ばれる物質を産生します。
この短鎖脂肪酸には、脂肪細胞への脂肪細胞の蓄積を抑える、交感神経を刺激して脂肪を燃焼させてエネルギーを産生する、など総合的な肥満の抑制効果が期待されています。
一般的にヨーグルトに使われている有用菌は乳酸菌です。乳酸菌は、その名の通り乳酸を作り出す菌で、短鎖脂肪酸は作り出しません。
一方で、ビフィズス菌は、乳酸+短鎖脂肪酸を作り出します。
ですから、ダイエットのためにヨーグルトを食べるのであればビフィズス菌入りのヨーグルトを選びましょう。
(2)プレーンヨーグルトを選ぶ
いろいろなタイプのヨーグルトが販売されていますが、腸活のために食べるのであればプレーンヨーグルトがおすすめです。
人工甘味料や香料などの添加物は、腸活の妨げになってしまいます。
甘くないと食べにくいという方は、はちみつやアガペシロップ、メープルシロップなど、天然の甘味料を加えて食べましょう。
■ヤセ菌が増えるヨーグルトの食べ方2つ
(1)水溶性食物繊維と一緒に食べる
ヨーグルトから摂ったビフィズス菌は、腸内にいる間は、すでに腸内に棲みついているヤセ菌をサポートして働きますが、腸内に棲みつくことはできません。
すでに腸内にいるビフィズス菌などのヤセ菌を増やすためには、サポート役にプラスしてエサとなるものが必要です。
ヤセ菌のエサとなるのは水溶性食物繊維なので、水溶性食物繊維の多い柑橘系フルーツや寒天などを、ヨーグルトと一緒に食べましょう。
(2)毎日続ける
先述した通り、食べ物から摂った有用菌は腸内に棲みつくことができません。
そのため、サポート役を毎日補給してあげることが大切です。
ヨーグルトはいつ食べても構いませんが、一度にたくさん食べるのではなく、少量でも毎日続けて食べるように心がけましょう。
食べものからの体質改善は、時間がかかるものです。ご自身の生活スタイルに合わせて、無理なくヨーグルトを続けて、ヤセ菌を増やしてくださいね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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