いも・くり・かぼちゃが美味しい季節。どれもホクホクとした食感で、自然の甘みを感じられる美味しい食材ですよね。
そんななかでも、今回は「かぼちゃ」に注目。実は、かぼちゃは瘦せ食材としてもおすすめです。
インナービューティー料理研究家の筆者が、意外&痩せるかぼちゃの食べ方をご紹介します。
■ダイエットにかぼちゃをすすめる理由
豊富な「食物繊維」
かぼちゃには、腸活に嬉しい「食物繊維」が豊富です。一般的な西洋かぼちゃの可食部100グラムあたりには、約3.5グラムの食物繊維が含まれています。
参考までに、日本かぼちゃに含まれる食物繊維は約2.8グラムとやや少ないのですが、りんごに含まれる食物繊維は約1.5グラムなので、西洋かぼちゃは比較的多くの食物繊維を含んでいるということがわかります。
皮や種部分には特に食物繊維が含まれているので、これらも捨ててしまわずに活用したいところですね。
「ビタミンE」で巡りアップ
かぼちゃには、「ビタミンE」も豊富に含まれています。ビタミンEといえば、高い抗酸化力により細胞の老化を防ぎ、エイジングケアをサポートする働きが期待されています。
また、ビタミンEは血流をサポートする働きも期待されているため。身体の巡りを良くしたい時にも欠かせない栄養素です。
巡りが良くなるということは冷え対策となり、代謝アップにもつながります。代謝がよくなると、太りにくく痩せやすい体質に近づくことができますよ。
■かぼちゃのお手軽レシピ2つ
(1)かぼちゃの皮スティックのきんぴら、はちみつがけ
オリーブオイルをひいたフライパンを中火にかけ、細長く切ったかぼちゃの皮を炒めます。
塩少々、お好みでブラックペッパーをまぶして和え、食材に火を通します。仕上げに、はちみつをかけたら完成です。
豊富な「食物繊維」により満腹感を得やすく、はちみつの自然な甘みにより満足感が高いひと品です。
ダイエット中で洋菓子やスナック類を控えていても、これでスイーツ・スナック感覚を味わえます。
(2)かぼちゃの皮と種のチーズ焼き
洗って水気を拭き取ったかぼちゃの種を、オリーブオイルをひいたフライパンに広げ入れ、中火で数分間焼きます。
そこに、ピザ用チーズをのせてこんがり焼けるまでさらに焼きます。チーズが溶けて、かぼちゃの皮や種に火が通ればOKです。
ザクザク・カリカリとしたかぼちゃの食感に、チーズの香ばしさと旨味が加わって、美味しいひと品となります。
おつまみやおやつ代わりにもなるので、美容と健康のためにはもちろん、フードロス削減レシピとしてもおすすめですよ。
「かぼちゃ」には、他にもβ-カロテンやカリウムなどのさまざま栄養が含まれています。美容と健康をサポートするかぼちゃを、毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※森拓郎/著(2021)『きれいな人の老けない食べ方』SBクリエイティブ