気温が下がると、取り入れたくなる「生姜」。40・50代に嬉しい作用はもちろん、さまざまな食材・料理に合わせて使えるのも魅力です。
ベジ活アドバイザーの筆者が、他の料理への汎用性が高い「生姜の常備レシピ」を3つご紹介します。
■「加熱」と「生」で優位になる成分が変わる
生の生姜に含まれる「ジンゲロール」という成分には、抗菌・殺菌作用や食欲増進作用があるので、寒い時期の体調管理におすすめです。
そんな生姜を加熱、乾燥させると、ジンゲロールが「ショウガオール」という成分に変化します。
ショウガオールは、血流を高め、身体の深部の熱を作り出す働きがあると考えられているため、冷え改善には生よりも加熱処理がよいでしょう。
目的別に食べ方を変えてもよいですね。
■汎用性抜群!「生姜の常備レシピ」3つ
(1)ジンジャーレモンのはちみつ漬け
材料(作りやすい分量)
・生姜 2分の1個
・はちみつ 100ml
・レモン(できれば国産のもの) 1個
作り方
(1)生姜は皮ごとよく洗い、みじん切りにします。レモンの皮をよく洗って、スライスにします。
(2)煮沸消毒したビンに(1)の生姜とレモンを交互に入れていき、最後にはちみつを注ぎます。冷蔵庫で2日たったら完成です。
漬ける時間を長くすると、生姜の辛みがやわらぎます。
使い方
お湯や紅茶、炭酸水に入れて飲んだり、ヨーグルトやパンにかけたりしていただきましょう。少量なら味噌汁に入れてもOKです。
お酢と塩少々を加えてサラダのドレッシングにしたり、カルパッチョの味付けに使ったりしても美味しいですよ。
ジップロックにジンジャーレモンのはちみつ漬けと鶏肉、すりおろしニンニクを入れてマリネしてから焼くと、風味がたって美味しくなります。ゼリーやクッキーを作る時に加えても◎。
アイデア次第ではさまざまな料理に活用できるので、ぜひお試しください。
(2)生姜の佃煮
材料(2〜3人分)
・生姜 100g
A
・醤油 大さじ2
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・白ごま 適宜
・かつお節 適宜
作り方
(1)生姜は皮ごとよく洗い、千切りにしたら熱湯に入れて2分ほど湯通しします。
(2)小鍋にAの材料全てと(1)を入れ、汁気がなくなるまで煮たら完成です。
使い方
ご飯のお供にするのはもちろん、お茶漬けやパスタ、うどんなどにちょい足ししても美味しいですよ。
コマツナやホウレンソウなどの野菜炒めやキノコのソテーに加えたり、冷奴や納豆、サラダに加えたりしても◎。
煮沸消毒したキレイな保存容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、10日~14日は日持ちします。
(3)生姜の万能だれ
材料(作りやすい分量)
・生姜 40g
A
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・白ごま 大さじ1
・はちみつ 大さじ2
・ゴマ油 小さじ1
作り方
(1)生姜は皮ごとよく洗い、みじん切りにします。
(2)小鍋にAの材料全てと(1)を入れ、弱火で2〜3分加熱したら完成です。
使い方
万能調味料として野菜炒めや肉のソテーの味付けに使ったり、刺身や冷奴のタレ、炒飯の味付けにも使えるので便利です。
酢を加えてサラダのドレッシング代わりにしても◎。さまざまな食材と合いますが、淡泊な味わいのタラやささみ、むね肉とは特に相性がよいので、ぜひ1度お試しください。
辛いものがお好きな方は、ゴマ油を少し減らしてラー油を加えるのもおすすめです。蒸しただけの野菜やきのこのタレとしても活躍します。
料理の幅が広がる「生姜の常備レシピ」をご紹介しました。美味しく食べながら冷え改善にも役立ちます。ぜひ作ってみてくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※食事で『冷えとり』 おすすめ食材~生姜 Gingers~ – 山梨県厚生連健康管理センター
※ジンゲロール – わかさ生活