お正月料理の定番でもある黒豆に、縁起の良さだけでなく、アンチエイジング作用があることはご存知でしょうか。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、黒豆のエイジングケアに役立つ魅力と、美しくなれる食べ方をご紹介します。
■黒豆のもつアンチエイジングパワー
黒豆は縁起の良い食べ物として、お節料理では定番の顔ぶれとなっています。
めでたい食べ物というだけではなく、実は栄養面も充実していて、エイジング対策に効果抜群の栄養がたくさん含まれています。
アントシアニン
高い抗酸化作用で知られており、老化を促進するとされる活性酸素を除去する働きに優れています。
また、年齢とともに気になる老眼やかすみ目といった目のトラブルへの働きでも知られています。
大豆イソフラボン
女性ホルモンに似た働きをすることから、特に40・50代女性におすすめの成分です。
日常的に摂取を続けることで、気になる更年期不調の緩和が期待できるといわれています。
鉄分
女性は鉄分が不足しがちです。鉄分をしっかりとると血行も良くなり、くすみの改善にもつながります。
また、肌の弾力やハリに欠かせないコラーゲンの合成を助ける働きもあります。
ビタミンB1・B2
糖質や脂質をエネルギーに変換しやすくする働きがあり、年齢とともに減少しがちな代謝の向上が期待できます。
ビタミンB1には疲労回復作用、ビタミンB2は肌、髪、爪といった女性の美の象徴とされる部分のターンオーバーを整える働きもみられます。
■老化を食い止める美味しい黒豆の食べ方
定番の蜜煮は、大量の砂糖を使って作ります。
確かに味は文句なく美味しいのですが、近年の研究では摂り過ぎて余ってしまった糖とタンパク質が結びつくことで「糖化」という現象が起き、老化の要因の一つとされています。
せっかく体にうれしい成分の詰まった黒豆なので、逆効果にならないよう気をつけましょう。
砂糖を使わず、美味しく食べることができる食べ方をご紹介します。
黒豆ご飯
黒豆を入れてご飯を炊くだけで、手軽に黒豆を摂取することができます。
黒豆が入ることで、自然と糖質オフにもなります。
乾燥豆から作る場合は、ゆで汁も使うと、栄養を残さず摂取することができます。
黒豆シチュー
和食の印象が強い黒豆ですが、実は洋風の味つけにもよく合います。
特にホワイトソースとの相性が抜群で、黒豆が苦手という方でも食べやすい仕上がりになります。
黒豆サラダ
いつものサラダに黒豆をトッピングすると、サラダに不足しがちなタンパク質も補うこことができます。
市販のカット野菜や「蒸し黒豆」を使えば、調理要らずで用意できるので、平日のお弁当のプラス1品に便利です。
お正月だけではなく、普段から黒豆を食べる習慣を始めて、日々エイジングケアを目指しましょう。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
【関連記事】
・炭酸水はこう飲むべき!痩せる意外な飲み方5つ
・卵+●●で食べると若返る!?一緒に食べるべき食べ物
・ヤセ菌が増える!毎日でも食べたいもの5つ
・白髪を減らすために冬に食べるべきもの4つ