お正月用に買ったお餅。「実は、例年余りがち……」という方も多いのではないでしょうか?
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、太らず美味しいお餅の食べ方のポイントと、余ったお餅を活用できるレシピをご紹介します。
■お餅の太らない食べ方
最近のお餅は、個包装で真空パックされているので保存性は高いですが、お正月を過ぎると食べる機会を逃してしまいがちです。
特に、生タイプのお餅はカビが生えやすいので注意が必要です。
とはいっても、毎日お餅三昧では、いつの間にかお腹がお餅のようになってしまう恐れもあります。
太りにくいお餅の食べ方をおさえておきましょう。
(1)食べる量を決める
お餅は食べやすいので、ついつい箸が止まらなくなってしまいがちです。
一食に使う量を決めて、後から追加しないようにしましょう。
(2)食物繊維の多い食品と食べる
食物繊維には糖質の吸収を穏やかにする働きが期待できます。
また、食物繊維の多い食品を積極的に摂るようにすると、お餅に足りないビタミンやミネラルの補給にもつながります。
(3)高タンパク質の食品と組み合わせる
お餅にはタンパク質が少ないため、タンパク質の含有量の高い食品と組みあわせるようにすると、栄養バランスが整います。
また高タンパク質食品は、糖質をエネルギーに変える働きをサポートするビタミンB1も多く含む食品が多いので、糖代謝の面でも効果的です。
(4)味付けに糖類を使わない
お餅自体が高糖質な食品のため、味付けには砂糖、みりん、はちみつといった糖分の高い調味料を極力使わないようにすると、糖質量が控えられます。
(5)揚げ物や脂質の多い食品との組み合わせを避ける
お餅は意外とカロリーが高いので、さらに高カロリーになりやすい揚げ物や豚バラ肉などの脂質の多い食品との組み合わせは避けるようにしましょう。
■おすすめレシピ「キャベツたっぷり!餅入り豆腐のお好み焼き」
「痩せポイント」をおさえたお餅レシピを作ってみましょう。
小麦粉の使用量を極限まで抑えて、代わりに豆腐を使ったお好み焼きです。たっぷり入ったキャベツで食物繊維も無理なく摂取できます。お餅のアクセントが癖になる味わいです。
材料(2枚分)
キャベツ 120g
豆腐 150g
豚もも肉 80g
卵 1個
切り餅 1個
薄力粉 大さじ2
鶏ガラスープの素 小さじ1
サラダ油 小さじ1
ソース、マヨネーズなど お好みの量
作り方
(1)キャベツは粗みじん切りにします。豆腐はキッチンペーパーで包んで水気を切っておきます。切り餅は1cm角に切ります。
(2)ボウルに卵を割りほぐし、(1)の豆腐、薄力粉、鶏がらスープの素を加えてよく混ぜます。
(3)(2)に(1)のキャベツと切り餅を加えて均一になるように混ぜます。
(4)フライパンにサラダ油を入れて熱し、(3)の半量を直径10cm位の円状に広げます。上に豚もも肉を乗せます。
(5)焼き色が付いたらひっくり返し、蓋をして中火で5分程度焼きます。
(6)皿に盛り付け、ソースやマヨネーズなどをお好みでトッピングします。
お餅の可能性は無限大です。レシピを参考に、きな粉やあんこと食べるだけではなく、次はぜひ痩せ食品と一緒に食べてみてください。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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