スマホを触っているときや、お店で決済をするときなど、意外と周囲から「手元」を見られているということをご存知ですか?
手元は、年齢が出やすいパーツ。人前で自信を持って手を出すには、継続したケアが必要です。
肌育美容家の筆者が、老けた手に見えてしまう原因と、その対策方法をご紹介します。
■乾燥と紫外線が「老け手」を作る!?対策方法2つ
手の甲や手の平に小ジワやキメの乱れがあると、老けた印象になってしまいます。
老けた手を招く主な原因として、乾燥と紫外線が挙げられます。手の乾燥と紫外線ダメージを防ぐためには、以下の2つの習慣を参考にしてみてください。
(1)水回りにハンドクリームを用意する
“手洗い”があたりまえとなった最近、特に手元の乾燥を感じている人は多いのではないでしょうか。
手洗いや水仕事を頻繁に行うと、必要な皮脂や水分が流されてしまいます。面倒でも、その都度ハンドクリームを塗りましょう。
筆者は、洗面所やキッチンなどの水回りには、1本ずつハンドクリームを置くようにしています。
また、ベッドサイドに高保湿ハンドクリームを用意しておくと、就寝前の塗り忘れがありません。
(2)UV対策は365日怠らない
顔と同じように、手にも日焼け止めが1年中必須。手のUV対策は意外と見落としがちです。
日焼けは乾燥を招くうえ、手の甲のシミの原因につながります。また、生活紫外線の「UV-A」が、真皮の「コラーゲン」や「エラスチン」を壊し、シワを加速させる場合もあります。
朝のスキンケアで顔に日焼け止めを塗ったら、手にも塗ることを忘れないでください。UV効果のあるハンドクリームを使うのもかしこい方法です。
️■冷えを改善して、若々しい手元に
40・50代になると、身体がほてりを感じるのに手足の末端は冷えやすいという人も多いでしょう。
身体が冷えた状態が続くと、手のハリ感が失われ、固くゴワついた印象になってしまう場合があります。
ハンドバスでリフレッシュ
40・50代はホルモンバランスの変化によって、体温調整をしている自律神経が乱れやすくなります。そのため、食生活や充分な睡眠時間、適度な運動を心がけましょう。
また、ゆっくり入浴する時間も大切です。
身体がほてっているのに手が冷たいときは、洗面器にお湯を張ってハンドバスをするのがおすすめです。お気に入りのエッセンシャルオイルを数滴垂らせば、香りがたちのぼり、リラックスした時間を過ごせます。
(2)ハンドマッサージで血行をよくする
美容成分の入ったハンドクリームを使って、マッサージをするのもおすすめです。
先に化粧水を手に塗っておくと、より保湿感が高まります。
ハンドマッサージのやり方
手の甲をにぎるように揉んだ後、手の平の付け根から親指で押し込むように圧をかけていきます。爪周りは、クルクルと円を描くようにしてケアしましょう。
指間にも圧をかけると、より手が温まっていきます。最後に、手首を軽く揉んで終了です。
毎日酷使する「手」は、年齢が出やすいため老化を早く感じるパーツです。手洗いや水仕事後に、その都度お手入れをしましょう。
顔や髪と同じようにたっぷり保湿をして、若々しい手元を保ってくださいね。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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