2016年09月03日
イライラが爆発する前に!ガス抜きのポーズでリラックス
前回はストレスに対処出来る簡単な呼吸法をご紹介しました。今回は、実際に腰痛や肩こり、冷えや便秘など体の症状を改善する「ガス抜きのポーズ」をご紹介したいと思います。「ガス抜きって…?」と思われるかもしれませんが、ここで言うガスというのは、「毒素」です。この「毒素」は、腸に溜まった「ガス」でもあり、心の中に溜めた「ガス」でもあります。
■ガス抜きが必要な時はどんな時?
私たちが不調と感じるのは、精神的に疲れているからか、もしくは肉体的に疲れているからか、どちらかわからない時があります。もしかしたら、これがオーバー30代の特徴なのかもしれません。「不満や精神的なストレスなどがたまったとき、それが噴き出す前になんらかの方法で解消すること」が辞書に載っているガス抜きの意味です。とはいえ運動する時間がなく、食事やスイーツ、夜な夜なネットショッピングで発散している人も多いかも。何はともあれ、溜まっているガスの原因を見極め、ゆるやかに抜いてあげるのが大切です。
■イライラや不調が爆発する前にやっとこ!パバナムクターアサナ(ガス抜きのポーズ)
パヴァナ(風・毒素)をムクタ(解き放つ)ア―サナ(ポーズ)という意味。このポーズでは、太腿とお腹を近づけ、深い呼吸を繰り返すことで腸に溜まったガスを関節、毛穴から出し、体を軽くしてくれると言われています。同時に、お尻から太腿裏といった硬くなりやすい部位もゆっくり伸ばすので、腰痛にも効果的です。また、実際にオナラが出ることだってあります。そんな時はゲラゲラ笑って心も体も緩めてあげてくださいね。
効果
内臓活性化、便秘解消、腰痛
注意する点
肩が痛く膝の前に手を回すのが辛い場合は、膝の後ろに。
実践回数&期間:毎晩×1週間トライしてみて下さい。体調の変化が感じられるようになります。
やり方
1.床に仰向けになり、両膝を抱えます。そのまま呼吸に合わせるように、体を左右にゆっくり揺すります。
2. 腰やお尻、太もも裏の伸びを感じながら、太ももをお腹の方に近づけます。
3. お腹と太ももを近づけるイメージで深い呼吸を繰り返しながら、腰を床に沈め、10呼吸ほど繰り返しましょう。
4.大きく息を吸いながら、膝と額を近づけ5呼吸繰り返しながら、首の後ろも伸ばしましょう。ゆっくり頭を床に戻します。
いかがですか? とても簡単な動きなので効果をあまり感じないと思う人もいるかもしれませんが、慢性的に腰痛、肩こりという人も、習慣にすることでいつの間にか体がラクになっているはず。あなたが気持ちよく毎日を過ごせるように、ガス抜きのポーズを習慣にしてみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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