年齢を重ねると、気になってくるのがフェイスラインです。
「首との境目がぼやけてきた」「二重アゴになってきた」などと、お悩みの人も多いのではないでしょうか。
エステティシャンやヘッドメディカルアドバイザーをの資格を持つ筆者が、すっきりフェイスラインに導くマッサージをお伝えします。
■フェイスラインが老け見えする原因は?
老け見え印象になる顔のたるみ。代表的な原因には、以下のようなものがあります。
・むくみ
・筋肉の衰え
・姿勢
・血行不良
・大幅な体重の増減
顔のたるみは年齢だけのせいでなく、普段の生活でケアできることがたくさんあります。
若々しい印象を与えるすっきりフェイスラインを保てるよう、日々、ケアを行いましょう。
■フェイスラインが若返る!おすすめマッサージ
日々のケアが大切とはいえ、忙しい40・50代は、毎日その時間を確保するのが大変ですよね。
そこで、ちょっとしたスキマ時間にできる、顔たるみにおすすめのマッサージをご紹介。血行促進や、日常で凝り固まった筋肉をほぐす作用も期待できます。
どの動きをしていても、呼吸が止まらないように、ゆっくり深呼吸しながら行うのがポイントです。
(1)首ほぐし
マッサージを行う前に、まずは首周りの詰まりをほぐします。
首を大きく「右回り」「左回り」に、1周5秒くらいかけてゆっくり回転させます。(左右それぞれ3〜5回程度)
続いて、パソコンやスマートフォン操作による前傾姿勢で縮みがちな前面を伸ばします。
図のように、鎖骨の下辺りに両手を乗せて軽く抑え、首をゆっくり上に向けて首の前面をしっかり伸ばして戻します。(3秒ほどかけて伸ばし、2秒ほどで戻す×3〜5回)
前面が伸びたら、胸に手を置いたまま首を左右に傾け、左右の首前面が伸びる感覚があればOKです。(3秒ほどかけて伸ばし、2秒ほどで戻す×左右各3〜5回目安)
(2)すっきりフェイスラインに!胸鎖乳突筋マッサージ
首には「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という太い筋肉があります。
この筋肉は、顔・首・肩・背中といった幅広い部分とつながっています。
しっかりほぐしてあげることで、上半身の血流アップ&老廃物の排泄が期待できます。
手を後ろで組んで、ゆっくりと横を向きます。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)が浮き上がるのがわかったら、手を添えて前後に揺らすだけで完了です。(5秒程度×左右各3〜5回目安)
(3)しっかり引き上げ!側面アプローチ
フェイスラインをケアする筋肉は頭皮ともつながっているので、こちらもケアしていきましょう。
耳の後ろ下側から耳のカーブに沿って上に上がり、側頭部まで円を描きながら、左右それぞれゆっくりとほぐしていきます。(耳の後ろ5秒程度+側頭部5秒程度×左右各3〜5回目安)
(4)合わせて行いたい!筋トレ&二重アゴ撃退
(1)〜(3)だけでも、もちろんOKですが、時間があるときは、一緒にフェイスラインの筋トレをしておくのもおすすめです。
首をぐっと上に上げて、天井に向けて舌を突き出します。このとき、舌を天井につけるようなイメージでしっかり伸ばします。目安としては、アゴ下の筋肉周辺にじんわりと刺激があればOKです。
余裕がある人は、舌を左右に動かしてみると、さらにすっきりとしたフェイスラインが期待できます。(5秒程度×3〜5回目安)
続いて、二重アゴ撃退トレーニングを行いましょう。首をまっすぐ立ててて、おでこに手を当てます。
首は前に突き出すイメージで力を入れ、手は顔が突き出るのを抑えようとしてみてください。アゴ下がプルプルしてきたらOKです。(5〜10秒程度×3回目安)
普段の生活で固まった筋肉をほぐす&鍛えることで、顔のたるみの原因として挙げた「むくみ」「筋肉の衰え」「姿勢」「血行不良」へアプローチできますので、ぜひスキマ時間を活用して行ってみてくださいね。
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)
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【参考】
※『新エステティック学 技術編』日本エステティック協会※ABLC認定「ヘッドメディカリストアドバイザー検定」テキスト