朝食は、からだへの目覚ましとしても必ず摂りたいもの。
ただ、老化につながる食材もあるので、食べるものの選び方が大切です。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、老けないために注意したい、朝食に食べがちなNG食材と、おすすめのOK食材を複数紹介します。
■老けてしまう朝食の特徴とは?
老けてしまう朝食には、「糖化を起こしやすい食材を摂っている」という特徴があります。
「糖化」とは、甘いお菓子やジュースなどの糖を摂り過ぎることで起こります。
からだの中で余った糖が体内のたんぱく質や脂肪と結びつくと、「AGEs(エージーイーズ)」という物質を発生させますが、これが肌の老化を招くことになるのです。
■つい選びがちなNG食材
忙しい朝には、つい選びがちなものがあるかも知れません。
ですが、以下のようなものを習慣的に摂るのは控えることをおすすめします。
(1)市販のフルーツジュース、野菜ジュース
市販のフルーツジュースや野菜ジュースは、どちらも健康的なイメージがありますが、実はかなりの糖質を含んでいます。
起床後の空腹の状態で飲むと、血糖値の急上昇につながりますが、これも糖化を招くことになります。
(2)甘いシリアル、グラノーラ
手軽な朝食として人気ですが、こちらも糖質が多い食材です。
どうしても食べたい場合は、糖質オフのものを選び、ヨーグルトや新鮮なフルーツを加えるとバランスがよくなります。
(3)菓子パン
糖質も脂質も高く、AGEsが発生しやすい食材です。
パンを食べるなら、食物繊維を多く含んだ全粒粉のパンに、野菜やチーズをプラスして、ビタミンやたんぱく質を補うのがいいでしょう。
■これならOK!おすすめの食材3つ
食欲のない朝でも食べやすく、また糖化につながりにくい食材です。ぜひ定番にしてください。
(1)生の果物
ビタミンやミネラルの宝庫で、食物繊維もしっかり摂れます。
特にりんご、キウイ、パイナップル、バナナなどは食物繊維が豊富なのでおすすめです。
(2)ヨーグルト
整腸作用もあり、たんぱく質も摂れます。
砂糖やジャムなどを使うのは控えめに。
フルーツと合わせたり、きなこを加えたりすると、食物繊維が摂れていいでしょう。
(3)具だくさんの味噌汁
野菜や豆腐などが入った、具だくさんの味噌汁は優秀な一品です。
ビタミンやミネラル、食物繊維にたんぱく質と、これだけでもバランスの取れた一食になります。
朝から温かいものを食べれば、からだも温まって代謝もアップします。
その日を元気にはじめるために欠かせない朝食。これまで老けてしまう食材をよく食べていた方は、これを機にぜひ見直してみてください。きっと徐々によい変化がみられるでしょう。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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