今までは、あまりメジャーではなかったデリケートゾーンケアですが、フェムケアが一般的になり、専用品を使うことが常識になってきました。
肌育美容家の筆者が、40・50代が積極的に使いたいデリケートゾーンのケア商品をご紹介します。
■デリケートゾーンは顔より優しいお手入れを
デリケートゾーン専用品をおすすめする理由は、pH値を整えるためです。
pH値とは、酸性・中性・アルカリ性を0から14の数値で示す指標のこと。7を中性とし、数値が低いほど酸性、大きいほどアルカリ性が強くなります。
その指標によると、顔や体は6〜7の中性、デリケートゾーンは3.8〜4.5の弱酸性といわれています。
また、デリケートゾーンは皮膚が薄く繊細なパーツ。
体を洗う延長でアルカリ性のボディソープと一緒に洗ってしまうと、細かな傷をつけてしまったり自浄作用を落としてしまったりする恐れがあります。
そのため、pH値や洗浄力がデリケートゾーンに適したケア商品で、顔以上に優しいお手入れをすることが必要です。
■40・50代が積極的に使いたいデリケートゾーンのケア商品
今回は、デリケートゾーンケア初心者も使いやすい、泡で出てくるタイプをチョイスしました。
(1)ピトンフェムソープ/ピトン
ピトンは、古くから皮膚トラブルの万能薬として使われてきた、ハワイ産のタマヌオイルをキー成分にしたフェムケアブランド。
ボタニカル成分を贅沢に配合した、ナチュラルな処方も特徴です。
また、弱酸性の泡なので、デリケートゾーンの自浄作用に影響しません。
パラベン、エタノール、合成香料、着色剤、石油系界面活性剤、鉱物油、合成酸化防止剤を使わず、美容液で洗うような印象です。
もちもちとした洗い上がりで、乾燥が気になり始める40・50代におすすめです。
(150ml 税込価格4,950円)
(2)イロハ インティメートウォッシュ フォームタイプ/イロハ インティメートケア
イロハの「インティメートウォッシュ フォームタイプ」は、汚れを落とすだけでなく、4種の植物由来の美容成分を配合し、デリケートゾーンのくすみ(メラニンを含む古い角質)もケアしてくれます。
何よりも、ベルガモットとビターオレンジの香りが癒しのバスタイムを演出してくれるので、デリケートゾーンケアをつい忘れてしまうことがありません。
下着の擦れやムレで、肌のくすみが気になる人におすすめです。
(150ml 税込価格1,650円)
(3)デリケートケアウォッシュ/トワニーアンドミー
スキンケアブランド、トワニーのフェムケアラインとして誕生したトワニーアンドミー。
「デリケートケアウォッシュ」は、洗浄と保湿のバランスに着目しています。
界面活性剤を極力抑えた処方にもかかわらず、濃密な泡を実現。弾力があるので、肌の凹凸にフィットし、力を入れずにしっかり洗い上げることができます。
また、「上風(うわかぜ)」と名付けられた調香は、デリケートゾーン自体の匂いとの相性まで考えられています。
体調によって、ニオイが気になってしまう人におすすめです。
(150ml 税込価格2,750円)
(4)ロリエ デリケート泡ウォッシュ/ロリエ
「ロリエ デリケート泡ウォッシュ」は、弱酸性、低刺激、無香料、無着色。
フワフワとしたやわらかい泡が広がるので、デリケートゾーン全体を洗えます。
今までタオル洗いでハンドウォッシュに少し抵抗がある人でも、ロリエブランドなら、なじみがあり取り入れやすいはずです。
汗を大量にかいてしまった日などのムレ感もスッキリさせてくれる、日常使いにピッタリなデリケートゾーン用ソープです。
(150ml オープン価格)
40・50代は、ホルモンバランスの乱れから、デリケートゾーンに今までと違う違和感を覚える時期です。スキンケアと同じように専用製品で、トラブルを招かない先回りのケアを心がけてください。
※各商品の情報は記事公開時のものです。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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【参考】
※ピトンフェムソープ – Thaleia pitôn
※イロハ インティメートウォッシュ フォームタイプ – イロハ インティメートケア
※デリケートケアウォッシュ – トワニーアンドミー
※ロリエ デリケート泡ウォッシュ – 花王
※女医・専門家が教える本当のデリケートゾーンケア – デリケートゾーンケアのPubicare(ピュビケア)