インドネシアの「花嫁エステ」ご存知ですか? 若返りトリートメント「マンディルルール」とも呼ばれており、インドネシアでは結婚式前になると花嫁はルルールで肌を磨いたと言われています。美しい体でお嫁に行くという儀式的な意味も込められているようです。このトリートメントを行った肌は古い角質が除去され、肌が白くなめらかになるため、現地のエステでは必ずメニューにある人気のトリートメントです。今回は、この伝統的トリートメントの魅力についてご紹介していきます。
■スクラブとは何が違うの?マンディルルールって?
マンディルルールとは、インドネシア語で、「マンディ」=シャワー、「ルルール」=ピーリングトリートメントという意味があります。ジャワ王宮でお姫様が結婚式の前に行っていた美容トリートメントです。バリでは結婚式前になると汚れや角質などを除去し代謝を上げるために、ルルールで肌を磨いたと言われています。
スクラブとの違いは、素材に自然成分や素材丸ごと使用しているところ。例えば、ウコンやコーヒー、米粉、ハーブなどのスパイスがそのままレシピに使われています。これらの素材を使って、ルルールをするとシミやくすみを改善し美白肌に導いてくれます。また、古い角質が落ちるので保湿効果が高まり、潤いのあるしっとりとした肌が取り戻せるなどの効果が期待できますよ。
■何を基準に選んだらいいの?
ルルールの種類は主に3つ
1.パウダーを使用したルルールは、利尿効果やむくみに効果的です。実際に飲めるコーヒーの粉を使用します。
2.ソルトタイプは、塩のスクラブです。ラベンダーやシトラスなどエッシェンシャルオイル配合のものが多いのですが、そのまま使うと固いので肌が敏感な方は、少量のお湯で溶いて使ってみてください。ラベンダーならリラックス、ニキビや肌荒れ、シトラスなら保湿、むくみ、リフレッシュなどアロマの香りでそれぞれ効果が違いますよ。
3.クリームタイプは、バリの珍しいフルーツの一つ、バンクワン(美白効果、くすみ、シミ)やアボカド(保湿効果、老化防止、アンチエイジング)、シーウィード(老化防止、引き締め、美白)、グリーンティ(肌荒れ、消臭、殺菌)などがあります。そのまま使うともったりしているのでこちらも少量のお湯で溶いて使うと伸びが良くなりますよ。
■ルルールの使用感とアフターケア
使用方法は肌に滑らすだけでOK。強くこすると痛いのでソフトに優しくマッサージすることです。角質のたまりやすい膝裏や肘裏、膝小僧、手の平などは念入りに行うといいですよ。自宅ケアの場合は、すぐに洗い流せる入浴中に行うのがおすすめです。洗い流した後の肌は滑らかですべすべです。化粧水やオイルの浸透性も高くなっているので、入浴後の保湿ケアはしっかりしてあげます。
このルルールはホームケア用の商品もありますので自宅でも手軽にできます。未体験の方は、ぜひ一度本格的なルルールをバリ式エステサロンにて体感してみてはいかがでしょうか。
(ビューティー&ヘルスライター 町山町子)
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