気候も秋らしくなり、新米が美味しい季節になりました。新米を最高の状態で味わうには、普段のお米の炊き方ではうまくいかないことがあるのを知っていますか?新米を最高に美味しく食べるための、気をつけるべき炊き方と、新米が10倍美味しくなる”のっけごはん”におすすめの具をまとめました。
■気をつけて!新米をまずくしちゃうNG炊き方3つ
1:米を研いでしまう
そもそもお米は、古米・新米に関わらず、強く研いではいけません。欠けや、味を落とす原因を作ることになります。お米を洗うのは、ぬかや細かな汚れを落とすため。全ての付着物を完全に落としきろうとやっきになる必要はありません。なかでも新米は、古米よりも柔らかくてデリケート。何度も研いでは傷んでしまいます。この場合、研ぐというよりも、数回水にくぐらせる、というイメージが正解です。
2:いつもと同じぴったりの水加減
新米は、古米よりも少し多く水分を含んでいます。また水分の吸収率も高いため、いつもと同じ水分量で炊くとベタつきがちです。ほんの少し、水分を減らすようにしてください。しかし、減らし過ぎはいけません。本当に少しだけ、”気持ち少なめ”で十分です。いつもより5%くらい減らすことを意識しましょう。
3:浸水させすぎる
朝に美味しい新米をいただこうと、夜のうちから炊飯器に入れて、長時間水に浸す方もいるでしょうが、これは間違いです。新米はもともと多くの水分を含んでいるので、あまりにも長く浸水させると、味がぼやけてしまいます。かといって、全く浸水させないのもダメ。30分〜40分くらいがベストタイミングです。外はもちもち、中はふっくら仕上がります。
■新米が10倍美味しくなる!簡単「のっけごはん」4選
1:揚げ玉納豆
いつもどおりの納豆を作ったら、そこに揚げ玉を加えます。青のりをふりかけ、卵黄をのせれば完成です。納豆とご飯の相性はいわずもがな。そこに揚げ玉の軽やかな食感と、卵黄のまろやかさが絡まれば、もう箸は止まりません。ご飯のお供に最適な納豆ですが、毎日食べているとさすがに飽きてしまう。少し変わった納豆ごはんを味わいたい方にオススメの一品です。
2:鮭マヨ
鮭フレークには、魚の旨味が凝縮されています。そのまま食べても美味しくいただけますが、刺激が足りない方にオススメしたいのが、マヨネーズです。マヨネーズのまろやかな舌触りと、適度な酸味は、味の濃い鮭フレークと相性抜群。お好みで海苔をふりかければ、お手軽海鮮丼の出来上がりです。
3:梅干しと冷奴
ご飯の上にほぐした豆腐を大胆にのせましょう。鰹節と白ごまを少々。梅干しを加えて、醤油を回しかければ出来上がり。東日本では、鰹節を混ぜ込んだご飯を「ねこまんま」といいますが、これはまさにその上位版。豆腐の風味を鰹節と白ゴマが惹き立て、それを梅干しの爽やかな酸味が引き閉める。さっぱりとしているのに食べごたえがある、ご飯そのものの味も最大限活かせる一品です。
4:ひき肉黒胡椒
フライパンで熱したオリーブオイルで、ひき肉を炒めます。色が変わってきたら、麺つゆと黒胡椒を加えましょう。それをご飯に乗せれば完成です。短い時間で炒められたひき肉には肉汁が閉じ込められており、とってもジューシー。スパイシーな黒胡椒が食欲を誘う、特に男性に食べさせたいのっけごはんです。
いかがでしたか?簡単なひと工夫で、新米の美味しさを存分に引き出し秋の味覚を味わってくださいね。
(つやプラ編集部)
【関連記事】
・プロが教える「冷ややっこが劇的においしくなる」コツ4つ