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ジャリッとした食感を防ぐ!あさりの砂抜きを上手にする方法

台湾料理研究家
小河 知惠子

あさりは、味噌汁やパスタに入れたり、酒蒸しにしたりと、いろいろな料理に用いられます。ほんのりとした磯の香りと、独特の歯ごたえが楽しめますが、ときどきジャリッとしたいやな食感にあたることがあります。貝に残っていた砂のせいです。あの感覚のせいで、美味しさは台無し、テンションも下がりますよね。そこで今回は、料理研究家である筆者が「あさりの砂抜きを上手にする方法」をご紹介します。

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■1:海水に近い塩分濃度の塩水に浸ける

あさりは海水に近い塩分濃度の水に浸けることで活動が活発になり、よく砂を吐き出します。海水程度というと濃度は3%くらいなので、水1リットルに対して塩30gほどになります。水の量は、あさりの量に合わせてください。

■2:重ならないよう頭が少し出るくらいで浸ける

あさりを重ねて入れると、上のあさりが吐いた砂を、下のあさりが吸い込んでしまいます。ですから、あさりは重ならないように平たく並べます。使う容器もそれに合わせた大きさのものを選びましょう。水の量は、あさりの頭が少し出るぐらいがベストです。

■3:冷暗所で浸ける

あさりは、水温が20℃くらいのときにもっとも活動します。光も当たらないほうがいいので、置き場所としては冷暗所が適しています。だいたい2時間ほどで砂抜きは完了します。

■4:50℃のぬるま湯なら10分でOK

砂抜きを短時間で済ます方法もあります。それは、50℃のぬるま湯に浸ける方法。あさりは身を守ろうとして水分を多く吸収し、活発に砂を吐き出します。この方法であれば10分ほどで済みますよ。ただし、温度を間違えると茹で上がってしまったり、砂抜きが十分に行われないこともあるので、注意が必要です。

いかがでしたか? これでもう、あさりを食べても安心です。ジャリッとした嫌な感覚を味わうこともなければ、おびえる必要もありません。よく噛んで、あさりのうまみを感じながら食べてください。
(料理研究家 オガワチエコ)

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