お家の床やベッドの上で、読書はもちろん、スマホやパソコンなどを操作するときに、「うつぶせ姿勢」をしている人は多いと思います。実は健康面、美容面に対して非常によくないとご存知でしたか? 30代を過ぎると、徐々に代謝も落ち、積極的に運動でもしない限り、筋肉も落ちてきてしまうのは周知の事実。綺麗で健康な身体で歳を重ねていくためには、この姿勢は絶対にNGなのです!
■うつぶせスマホの姿勢の時の骨格の問題点3つ
1.ウエストに脂肪がつきやすくなる
・腰を反らさせ、肋骨の前側が開き、反り腰の骨盤に
肋骨が広がり、腰が反らされることで腰の関節が詰まるので、腰痛の原因になってしまいます。さらに、ウエストまわりがむくみ、脂肪がついてしまいます。その結果、ウエストにお肉がつきやすく、「寸胴型」になってしまう可能性が!
2.お尻が大きく四角い形に
・全体が前側にねじれるような形で骨盤が歪む
お尻の筋力が弱くなり、引き締まった状態を維持できず、お尻が太ももとの境目まで垂れ下がってしまいます。そしてその境目に脂肪がついた結果、お尻全体が大きく四角い形になってしまうんです。
3.血流が悪くなる
・肘をつくと肩が上がり、首が沈み込むような姿勢に
この姿勢によって、鎖骨と一番上の肋骨との間が詰まります。すると、そこにある大きな血管を圧迫し血行が悪くなってしまいます。この血管は、肩や首周辺の筋肉にも血行不良という形で影響します。さらに、首から脳へと続く大切な血管につながっているので、肩こり・頭痛などの症状以外にも、思考の低下や判断力の低下なども引き起こす要因に。
肩こり・腰痛の危険だけでなく、ウエストやお尻に脂肪がつきやすくなってしまう“うつぶせスマホ”姿勢。この姿勢がくせになっている人は、座った状態で、こまめに前屈や首のストレッチするように心がけてみましょう! 思い当たる方は、気をつけてみてくださいね。
(鍼灸師/ピラティス体幹トレーナー/CORE Studio麹町代表 土田香織)