笑うと歯茎が見えてしまう「ガミー※スマイル」(※ガム:歯茎の意)。欧米では歯並び以上にガミースマイルに対する意識が高く、手術による治療を選ぶ場合もあるほどですが、治療には多額の費用や痛みを伴うことも。けれど、ケース次第ではセルフトレーニングで、笑ったときに歯茎が見えないようコントロールできる場合もあります。
口元を手で隠してしまう前に、歯科衛生士であり表情筋トレーナーの筆者が教える「口元トレーニング」で美しい笑顔を手に入れましょう。
■「ガミースマイル」とは?
Gum(ガム)とは歯茎の意味で、Smileと組み合わせてガミースマイル。笑うと歯茎が出てしまうことです。病的ではないのですが、見た目として気にされる方が多いのが現実です。
ガミースマイルの原因とは?
1.骨格的原因
2.歯茎が長い
3.唇の緊張が強い
4.歯並び
おおむね1~4とされていますが、症状によっては単一の原因だけではなく、原因が組み合わさって起こる場合があります。
ガミースマイルの治療方法
1.歯列矯正
2.外科手術(骨が出っ張っている場合)
3.セラミック治療(歯を削り上物を被せる)
4.ボトックス治療(筋肉の緊張があるタイプ)
治療方法は歯茎や骨のでっぱりによって異なりますが一般的には1・2・3・4とあります。費用や治療期間はそれぞれ異なり、クリニックによっても違う為、治療を検討される方はクリニックに問い合わせをするかHPなどで確認が必要です。
■まずは2週間!簡単セルフトレーニングの方法
全ての方に有効ではありません。しかし、大きな口を開けて笑ったりせずに口角を引き上げるように心掛けたり、トレーニングによっては唇の緊張が抜けることで目立ちにくくできる可能性もあります。
1.ストローを前歯で軽く噛みます。ストローはなるべく水平にしましょう。唇はやや脱力し、口角を横に引くイメージで。唇のかたちは「い」の発音に近いですが、唇よりも頬の力で「い」の形をキープ。上唇の力は抜き、上唇がめくれ上がらないようにします。
30秒×3回
2.上下の唇を巻き込んで唇が見えないようにします。巻き込んだまま唇を横に引きます。巻き込んだ唇が弓のような形になるように頬に力をいれ口角を引き上げます。
30秒×3回
3.2で行った唇の形でストローを挟みます。歯で噛むことはせず、唇だけでストローを挟んでください。鼻の下が十分に伸びているか、ストローは水平に保たれているかを鏡で確認しましょう。鼻の下が伸び、頬に力が入っていることを実感してください。
30秒×3回
4.上唇は軽く巻き込み、下顎は軽く前に出した状態でストローを上下の唇で挟みます。歯で噛まないようにしてください。写真の様に下唇だけが見えるようにしましょう。
30秒×3回
上唇の緊張を逃がし、唇で笑うのではなく、頬の筋肉を使って笑うと美しいスマイルラインが作れるようになりますよ。三日月型のスマイルラインは即時に習得できる方もいます。「できる!」と念じながら、まずは2週間からチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
(表情筋トレーナー 歯科衛生士 上野 清香)
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