普段、料理に使う器具は、軽いほうが使い勝手も良く便利だとされます。でも、「スキレット」はずっしりと重いのが特徴。鉄製で厚い造りになっているのがその理由ですが、これこそが料理を楽しく美味しく作る要素となります。
しかも高額なものではないので、持っていて損はありません。今回は、料理研究家の筆者が「食卓をオシャレに演出するスキレットの使い方」をご紹介します。
■使い道はさまざま
「スキレット」は鉄製でズシリと重く、厚い造りになっているため、食材を温める際にゆっくり火が通り、均一に熱が行き渡るようになっています。
焼く、煮る、蒸すなど用途は様々。無骨なデザインがかえってオシャレに感じ、調理後はそのままテーブルにのせても違和感はありません。
■アヒージョに最適
スキレットはアヒージョに最適。オリーブオイルと塩とニンニクを入れて温め、魚介やキノコを投入。
比較的ゆっくりと火が通るので、油跳ねの予防になります。
残ったオイルには食材の旨みがしみ出ているので、パンにつけたり、パスタを炒めたりして使いましょう。
■鉄板料理に
スキレットは熱の伝わりが遅い分、冷めにくくもあります。
ですから、熱々のまま食べたい肉料理にはピッタリ。ステーキやハンバーグを焼けば、本格的な鉄板料理が楽しめます。お好み焼きや餃子などの料理にもよく合います。
■蒸し料理もできる
蓋が付いているものであれば、蒸し料理もできます。野菜や鶏肉などを一緒にして蒸せば、栄養も損なわれず、ヘルシーなダイエットメニューに。蓋がない場合は、同じサイズのものを裏返して重ねることで代用できます。
■もちろんスイーツも
もちろんスイーツも作れます。ホットケーキミックスを使ったパンケーキや、パンを卵液に浸して作るフレンチトーストなどが可能。
さらにアイスクリームなどをのせれば、鉄板にのった本格的なスイーツです。リンゴを適当な大きさに切って焼くだけでも、シンプルで美味しい焼きリンゴになります。
■使い終えたらシーズニング
鉄製のスキレットは錆びやすいので、使い終えたらシーズニングという作業が必要になります。なるべく洗剤を使わずに表面を綺麗に洗い流し、よく乾かした後、まだ熱いうちに食用油を塗ってコーティングすることです。これを毎回行うことで、錆びにくくなり、使いやすくなっていきます。
いかがでしたか? スキレットひとつでいろいろなメニューができるし、わざわざ料理を皿に移し替える必要がないのでとても便利。使うほどに手に馴染んで愛着が湧いてくると思いますよ。
(料理研究家 オガワ チエコ)
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