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1日からできる!歯科医師が教える「ファスティング」の効果

歯科医師
KIKU

私たちの身体を支える細胞は、なんと3.72±0.81×10^13(約37兆個)! この細胞は、常に生まれ変わりを繰り返しています。細胞を若返らせる作用のある長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化させるのが、空腹状態のつづく断食(ファスティング)。肌の生まれ変わりにも断食が役立つのではないかとの報告があります。

1日からできる!歯科医師が教える「ファスティング」のすすめ

興味はあるけれど、「断食は前後の回復食や長期にわたってしなければならないことが必要で、私には難しいわ」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

基本を知れば、1日からでも断食を始めることは可能です。具体的に、断食の効果はどんなものかをご紹介します。

■食べないことのメリットは?

食べない時間を持つことは、細胞環境を元に戻し、正しい消化を促すために必要な時間

空腹とは、「消化の始まり」です。食べるという行為には、消化が必要です。しかし飽食や不規則な食事など、偏った食事などによって身体の中の環境が荒れると、本来の消化がうまくできなくなります。

その悪い環境の中で細胞は生き延びようとしますが、さらに空腹をおかず、再び食べものが送りこまれると、細胞が自らを修復する力も弱まってしまいます。

食べない時間を持つことは、体内の状態を本来あるべき元に戻し、正しい消化をうながすために必要な時間だと考えてください。

■断食(ファスティング)で変わる2つの効果

長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が断食で活発化することは、科学的に証明されています。

これらの研究から、「断食により、老化を遅らせることができるかもしれない」と考えられるようになりました。日本アンチエイジング医師団は、断食により見た目の若返りも可能になるのであれば、断食は「究極のアンチエイジング」といえると報告しています。

長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子の効果はさまざまですが、つやプラ世代で注目すべき効果はこの2つです。

(1)美肌

(2)脳機能の向上

■断食(ファスティング)中に必要不可欠な3つの成分

断食中にとるものは非常に大切です。市販されているグルテンフリーやオーガニックと書かれている商品でも、人工甘味料や添加物が含まれているものが多くあります。これら人工甘味料、食品添加物、着色料、香料、カフェインなどは避ける必要があります。

普段とっているサプリメントなどのカプセルも、避けることをおすすめします。

その上で、次の3つのミネラル成分を積極的に断食中に取り入れましょう。エネルギー代謝をうながすことができます。

(1)マグネシウム

(2)メチルスルフォニルメタン

(3)L-カルニチン

■断食(ファスティング)のタイミングは?

断食3日間+前後の復食期間を取ることができない方も、ぜひ1日から始めましょう。

おすすめのタイミングは「新月」。女性の月経周期を月の満ち欠けと表現することがあるように、28日の決まったタイミングで新月は訪れます。農業では、新月が植物の生育速度を早めることなどが知られており、私たちの生活にも大きく影響しているとされます。

1日から気軽に、断食を体験してみましょう。ただし、やみくもに食べないことが断食ではありませんので、注意が必要です。また、断食を実践する際には医師・歯科医師の管理の下で行うようにしましょう。
(歯科医師 抗加齢医学会専門医 ヨガインストラクター KIKU
現在,歯科治療と歯科麻酔医として麻酔業務に従事.統合医療としてのヨガや鍼灸,細胞環境デザイン学を学ぶ.歯科医師の目線から顔ヨガと咀嚼筋マッサージを使って『笑顔を魅せる顔づくり』のお手伝いをしています)

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【参考】
An estimation of the number of cells in the human body, Eva Bianconi et al.
※ハイロ・レストレポ・リベラ著「月と農業―中南米農民の有機農法と暮らしの技術」(2008年)農山漁村文化協会

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