腰周辺の筋肉は、日常生活で動かしにくく使われにくいもの。そのため腰は、脂肪がつきやすいパーツです。また、脂肪がつくととれにくいので、隠すためにゆったりとしたファッションになりがちです。
筋トレをする前に、まずは腰周辺の筋肉をほぐしましょう。
今回は、日本ウォーキングセラピスト協会代表理事の筆者が、腰を動かしやすくするためのエクササイズをご紹介します。
■腰周りスッキリエクササイズ
腰が動かしやすくなると、自然と周辺筋肉も使われるようになります。
(1)両足をそろえて立ちます。両ひざをしっかりとつけて曲げ、腰を落とします。この時、内ももに力を入れて立ち、ひざがつま先よりも前に出ないようにしましょう。
(2)両手を腰の位置にあて、腰を前に出します。この時、肩と腰を近づけるイメージで、腹筋で腰をひきよせます。
(3)(2)の状態から腰を後ろにそらします。背中の筋肉で腰を引き上げるイメージで行います。上半身はなるべく動かさないようにしましょう。
(2)(3)をリズミカルに、30回行います。骨盤を前後に大きく揺らすように意識してください。両足を閉じることにより、内ももから腰の内側にかけての筋肉が使われます。
腰が動かしやすくなると歩幅も広くなり、日常のウォーキングからも筋肉に働きかけることができるようになります。
また、日常で習慣化された猫背などの悪い姿勢も、腰周りにお肉がたまりやすい原因の1つといえますので、あわせて正しい姿勢をとることも意識するように心がけましょう。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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