ヘアカラーをする時、皆さんはどのくらいの間隔をおいてやっていますか? ヘアカラーをする頻度が高い人ほどダメージ毛になりやすいので、なるべく髪に負担をかけないようオーダーしたいところですね。
そのためには、上手に「部分染め」を利用することがおすすめです。部分染めにはいろんな種類があるのをご存知でしょうか?
美容師や美容家のプロとして、長年髪の毛の悩み別に合わせた技術を提供している筆者が、美容室でのオーダーに使える、ダメージを受けにくくておしゃれな「部分染め」4つをご紹介します。
■美容室でオーダー!さまざまな「部分染め」
部分染めの種類を4つご紹介します。全体を染めるよりダメージが少ないので、美容室で「こんな部分染めを試してみたい」と相談してみましょう。
(1)リタッチ
伸びてきた根元だけを染めるやり方です。
白髪が伸びてきた部分だけを染めるので、毛先はいたみません。全体的に白髪が多くて、根元をしっかりカバーしたい方におすすめです。
(2)ハイライト
根元から毛先までを少しずつとった「束」単位で染めるやり方で、染める部分は元の髪の毛よりも明るくします。髪の毛に動きをだす効果や全体を染めなくても明るく見せる効果があり、根元の毛が伸びてきてもプリンみたいにくっきりと全体が色分けになりません。
全体の根元の毛を染めるわけではないので、部分白髪の方や、これから少しずつ白髪に戻していきたい方におすすめです。
(3)ローライト
ハイライトの逆の暗いバージョンです。全体を染めなくても、暗く見えます。
ハイライトと一緒にいれると3Dのように立体感がでるので、おしゃれをより楽しみたい方におすすめです。
(4)インナーカラー
髪の毛の内側の部分だけを染めるやり方です。明るい色を入れたり暗い色をいれることで、おしゃれな雰囲気を演出したり、小顔効果を出したりできます。
「冒険して違う色にしてみたいけれど、抵抗がある」という方や、アップスタイルにすることが多い方におすすめです。
■部分染めでもアフターケアは大事
美容室で「カラーだけして、トリートメントはしない」という方もいますが、実は、ヘアカラー後の髪の毛は一番敏感でケアが必要な状態にあります。
色もちや手触り、髪の毛のハリやコシにも関わってくるので、色を長く楽しみたい方や髪の毛をきれいに維持したい方は、美容室でのトリートメントが必須です。
また、サロンのトリートメントと併用して家でも週に2、3回ヘアパックをするようにすると、カラーの色もちが変わります。特に色抜けが激しい、カラー後の1週間から10日間は、家でもしっかりケアするようにしましょう。
白髪になると、おしゃれをするためのカラーがただの白髪隠しに変わってしまいがちです。部分染めにもたくさん種類がありますので、この機会にさまざまな染め方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
【関連記事】
・冬のオバ見えNG髪型3つとは?若見えヘアアレンジのコツ
・伸ばしかけも簡単!30代・40代に◎前髪アレンジまとめ
・NGシャンプーで老け髪に!美髪になるシャンプーのやり方
・洗髪しすぎでフケ発生!?「頭皮が乾燥するNG習慣」4つ