「キツい性格と思われて周りから敬遠され、本当はそんな性格じゃないのに見た目で損をしている気がしている」というお悩みをメイクで解決していきます。ポイントになるのは、目と眉です!
いつものメイクのやり方を少しかえるだけで、印象をチェンジできますよ。
メイクアップアーティストの筆者が、メイクのコツやなりたいイメージに近づけるヘアアレンジをご紹介します。
■やさしい顔になるメイクポイント4つ
メイクで簡単に印象を和らげることができるパーツが2箇所あります。それは、眉と目元です。
(1)眉と眉の間を空けて眉間を広くする
眉頭が鼻筋に近い顔立ちの場合、一般的にいわれている眉頭の位置では求心的になり過ぎてしまいます。
なので、眉頭を鼻筋から離し、眉間をこれまでより広くしましょう。
(2)眉頭は1番最後に描いて、薄く仕上げる
眉を描く時は眉頭から描き始めず、眉の中心から眉尻を先に描いて最後にブラシに残ったパウダーで眉頭を描きます。
ブラシを黒目の上あたりから眉頭へ戻すように動かすと自然と眉頭が薄くなり、バランスの良い立体的な眉に仕上がります。
(3)目尻強調アイシャドウはNG
目元は、アイシャドウの入れ方で印象をチェンジしましょう。
アイシャドウを目尻から入れると、目尻が強調されてつり目に見えます。そこで、アイシャドウは黒目の上が1番高くなるように入れましょう。丸く愛らしい目に見え、キツさが緩和されますよ。
さらに、下まぶたの目尻側にブラウンのアイシャドウを忍ばせ、下まつげの目尻寄りにマスカラを塗るとやさしい印象の垂れ目に仕上がります。
(4)アイラインはブラウンで跳ね上げない
黒のリキッドライナーでアイラインを描くと、目元がくっきりしますがその分キツい印象を与えがちです。ぼかしやすいペンシルタイプにして色をブラウンにかえるなど、なりたい雰囲気でアイテムを選びましょう。
それでもキツく見える場合は、思い切ってアイラインを入れず、締め色シャドウだけで仕上げてみるのも良いでしょう。
■やさしげに見えるヘアスタイルのコツ2つ
メイクだけではなく、髪型でも人に与える印象をかえることができます。人気のヘアアレンジにも、実は注意が必要なものもあります。
(1)ハーフアップはひっつめすぎに注意
耳上の髪だけまとめるハーフアップは簡単にできて人気のアレンジですが、キツく見える人は注意が必要です。
まとめる髪を引っ張ってひっつめてしまうと、目尻が引き上げられてキツい目元になってしまいます。なので、ゆるっとルーズにまとめましょう。
1つにまとめる時も、全ての髪をひっつめずに顔周りに髪の毛を1筋残すようにすると、ソフトな雰囲気が演出できます。
(2)高すぎる盛り髪は威圧感が出るのでNG
トップに高さを出すヘアスタイルも人気ですが、高く盛りすぎてしまうと威圧感が出てしまいます。
鏡を見ながら調整し、やり過ぎない程よい高さに抑えましょう。
いかがでしたか? 生まれ持った顔立ちはかえられなくても、メイクやヘアで印象をかえることは可能です。「見た目で誤解されがち」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(トータルビジュアルプロデューサー/メイクアップアーティスト MANAMI
海外を拠点にモデルをし、引退後はメイクアップアーティストに転身。帰国後はモデルの経験を活かし、ミスコンやモデルへのウォーキングをはじめ、「見た目全てに関する」プロデュースを手がけるように。著書に『メイクの超基本テクニック」がある)
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