「さまざまな美容液があり、何を使っていいか分からない」という方は多いでしょう。
コスメコンシェルジュや美容家のプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、意外と知らない美容液の効果や選び方をご紹介します。
■美容液って化粧水や乳液とは何が違うの?
美容液は、粘度があり、保湿機能やエモリエント(柔らかな状態にする)機能をもつ、付加価値の高い化粧品です。
シミや乾燥、シワ、ニキビなどの肌悩みに対しての訴求成分を多く配合しており、効能、効果、使用感触(しっとり感やさっぱり感といった手触り)を持ち、通常のお手入れに取り入れることで、満足感が上がります。
美容液には美容成分が入っているので、使う時は化粧水の後、乳液やクリームの前に使う方が、より美容液の浸透を高めてくれます。
■美容液は毎日使わなくてもいい?
「シミが濃くなってきた」「シワが深くなってきた」といった肌トラブルが起きてから使えばいいと思う方もいるでしょうが、実は深刻な肌トラブルだと、いくら美容液の効果が高いものでも限界があります。
美容液は、あくまでも「肌トラブルの予防のためにつける」という意識で使用しましょう。
■最近話題の「幹細胞コスメ」とは?
最近、目にすることが増えてきた「幹細胞コスメ」。肌に良いとうたわれているけれど、「幹細胞」という言葉は今ひとつなじみがありませんよね。
幹細胞というのはもともと私たちの身体にあるもので、失われた細胞を作り出す働きがあります。幹細胞の培養液を抽出した成分が入っているコスメが「幹細胞コスメ」になります。
幹細胞コスメには、「植物由来」「ヒト由来」「動物由来」の3つがあります。
■「セラミド」とは?
セラミドは、角層の細胞間の隙間を満たして、肌の潤いを保っている「細胞間脂質」の主成分です。
この細胞間脂質に近い保湿成分が、美容液などに配合されている「セラミド」です。
水分が蒸散するのを防いで肌のバリア機能を高めてくれるので、乾燥が気になる方は積極的に使いたい美容成分です。
■美容液HOW TO
美容液を重ねる時の順番
重ねて美容液をつけたい時は、粘度の低いものから使うことがポイントです。
ローション状、ジェル状、乳液状、クリーム状というように、サラッとする水分が多いものから順番に美容液を使うようにしましょう。
美容オイルをつけるタイミング
美容オイルは、求める効果に応じて使うタイミングが変わります。
例えば、ごわついた肌を柔らかくしたい時は化粧水の前のブースターとして、美容効果を高めたい時は化粧水後、しっかり保湿したい時はいつものスキンケアが終わった後、というように使うと仕上がりも変わります。
収れん化粧水を使うタイミング
美容効果を高めたい時は、洗顔後すぐに使うのがおすすめですが、肌を引き締めるために使いたい時は、いつものスキンケアをした後に使うと皮脂分泌を抑えてくれます。
美容液を使うことで美肌効果をアップさせることができます。自分の肌悩みに合わせて、毎日のスキンケアにとり入れたいですね。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3
ヘアメイク、美容講師、コスメコンシェルジュ、ライターなどマルチに活動。ヘアメイクでは、企業から一般撮影、PV撮影に携わり、撮影会のイベントで全国をまわっている。)
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