「春キャベツ」「新タマネギ」「そら豆」と、この時期にしか味わえない野菜がたくさん出回るようになりましたね。一般的に旬の野菜は、その時に身体が1番必要な栄養素を含むことでも知られています。
しかし、せっかく購入したものの「意外と足がはやくてダメにしてしまった」という経験をされた方も多いでしょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、知っているようで知らない足のはやい春野菜を3つご紹介します。購入する時のご参考にされてくださいね。
■意外と知らない!?「足のはやい春野菜」3つ
(1)新タマネギ
通年売られている外側が茶色の皮に包まれているタマネギは、出荷後に乾燥処理をほどこしているので貯蔵や保存性にすぐれています。
しかし、この時期に出回る新タマネギは、収穫後すぐに出荷されるのであまり日持ちしません。通常のタマネギより水分がありみずみずしいという利点がありますが、その分、劣化も早いので早めに食べきるようにしましょう。
(2)そら豆
最近では、さやから出してあるそら豆も売られるようになりました。さやからだす手間がかからないので処理がぐんとラクになりますが、日持ちを考えると「さやつきのそら豆」を購入するのがベストです。
そら豆は、さやからだすととたんに鮮度が落ちます。同じようにグリーンピースも、さやからだすと鮮度が落ちやすいです。
なので、さやからだした状態で売られている時は、いつ使うのかを頭の中でしっかり思い浮かべてから購入しましょう。その日に使いきらない場合は、さやつきを購入すると良いですね。
(3)アスパラガス
春は、状態の良い国産のアスパラガスが並びます。つい購入したくなりますが、アスパラガスも意外と足のはやい野菜です。
横向きに置いておくと穂先が起き上がろうとしてエネルギーを消費してしまうため、鮮度劣化の要因につながります。なので、立てて保存すると良いですね。
多めに購入したら、茹でるなどの下処理をして冷凍保存をし、かしこく使いきりましょう。
足のはやい野菜は、使う分だけ購入することをおすすめします。安いからといってまとめ買いすると、使いきれずにダメにしてしまうこともあるので気をつけたいですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
【関連記事】
・腸活に役立つ「チョコレート」の選び方&食べ方って?
・ 納豆にちょい足しで効果倍増!?「納豆に加えたい食材」3選
・甘酒のNG飲み方とは?栄養士が教える「甘酒のとり方」
・納豆も!?腸活に役立つ「味噌汁に入れたい食材」5つ