朝きれいに仕上げたメイクも、午後になると崩れていることがありますよね。メイク直しをしてすぐに崩れたのなら、メイク直しのやり方が間違っているかも知れません。
美容ライターの筆者が、ついやってしまいがちな「NGメイク直し」をご紹介します。
■ファンデーション編「NGメイク直し」
ティッシュや脂取り紙を使う
メイク崩れが一番目立つのが「ファンデーション」です。時間の経過とともにTゾーンなどがテカりやすくなってしまいます。
これを手っとり早く修正したいからといって、ティッシュや脂取り紙を使うのはNGです。これらを使うと、必要な油分までとり去ってしまいます。
メイク崩れが気になる部分は、水を含ませたコットンでポンポンとやさしく馴染ませましょう。個包装になっている「清浄綿」をポーチに入れておくと便利です。
■目もと編「NGメイク直し」
ヨレを直さず、そのまま上に塗り重ねる
目もともメイクが崩れやすいパーツです。アイシャドウが二重まぶたの溝に溜まったり、アイラインが途中からぼやけてしまったりすることがあります。
そのヨレを直さず、上から塗り重ねるのはNGです。ムラになったアイシャドウの上に重ね塗りをすると、色が濃くなる分、余計にムラがひどくなります。崩れた部分を指でサッとならしてから塗るようにしましょう。
アイラインは、綿棒を使ってぼやけた部分をきちんとオフしてから描き直すと、崩れにくくなります。
■眉毛編「NGメイク直し」
油分をとらずに眉毛を描く
出先で鏡を見て、薄くなっている眉毛に自分でおどろくこともあると思います。しかし、慌ててそのまま眉毛を描き足すことはNGです。
眉毛メイクが崩れる原因の一つは「油分」です。コットンなどで眉毛をそっと押さえて油分をとり、パウダーを軽くはたきます。そのあと、スクリューブラシで毛流れを整えてから描き足すと、メイクしたてのような眉毛を再現することができます。
■リップ編「NGメイク直し」
たてジワをケアせずにリップを塗る
食事をしたり会話をしたり、口もとはいつも忙しく動くので崩れが気になりますよね。乾燥によるたてジワをケアしないで、リップを塗るのはNGです。
まずは、たてジワをケアしましょう。バームやリップクリームを多めに塗り、しばらく時間を置いてから一度オフします。このひと手間でたてジワが目立たなくなり、ふっくらとした唇に仕上がります。
乾燥が気になる日はオイルインのリップを選べば、たてジワになりにくくなります。
あなたはNGメイク直しをしていませんでしたか? 時間がないとメイク直しをパパッと終わらせてしまいがちですが、ひと手間かけるときれいな状態を長時間キープできますよ。崩れやすいなと感じたら、ぜひ参考にしてくださいね。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子
日本化粧品検定1級を取得後、複数のwebメディアで記事を執筆。「女性はいつでも、いつまでも輝き続けられる」をモットーに情報を発信中。)
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