夏は冷房のかかっている室内にいると、手足が冷えてしまいますよね。カーディガンや靴下などで冷えないようにしつつ、あたたかい飲み物で内側から身体をあたためてあげましょう。
ベジ活アドバイザーの筆者が、旬野菜を使った身体があたたまるホットスープを3つご紹介します。どれも5分程度でできる簡単なレシピです。
スープにとけだした野菜の栄養を余すところなくいただくことができます。「夏冷えでツライ」という人は試してみてはいかがでしょうか。
■美腸をつくり、冷えも改善!
オクラとミョウガの味噌汁
夏野菜の1つである「オクラ」は、水溶性食物繊維が豊富です。
水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やす働きがあることがわかっています。発酵食品である味噌にも同様の働きが期待されているので、一緒にとれば相乗効果で美腸作りに役立つでしょう。
身体をあたためてくれる働きがある「ショウガ」は、冷え改善に有効です。出汁をとらなくても、「かつおぶし」を一緒にいれれば出汁がでて美味しいですよ。
材料(1人分)
・オクラ 1本
・ミョウガ 2分の1本
・味噌 大さじ1
・かつおぶし 1パック
・お湯 150〜200ml(お好みで加減)
・すりおろしショウガ
作り方
(1)オクラは水洗いして輪切りにします。ミョウガは薄切りにします。
(2)お椀に味噌、かつおぶし、すりおろしショウガ、(1)を入れてお湯を注ぎます。味噌をといて1分フタをして(フタがない場合は、アルミホイルなどを使って蒸らす)完成です。
■冷えと美肌作りにおすすめ
トマトジュースとパプリカのミネストローネスープ
トマトジュースに多く含まれる「リコピン」には、メラニン色素の生成を抑制し美白に導く働きがあるほか、日焼け後の肌トラブル改善に役立つことがわかっています。抗酸化作用の高い「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」を含むパプリカは、夏のインナーケアにおすすめの野菜です。
身体をあたためてくれるスープですが美肌作り効果も期待でき、一石二鳥が狙えるお得なスープです。
材料(1人分)
・トマトジュース(無塩のもの)、水 各100ml
・パプリカ 8分の1個
・ピーマン 4分の1個
・ソーセージ(市販のもの) 1本
・顆粒コンソメ 小さじ1
・塩、コショウ 適宜
作り方
(1)パプリカ、ピーマンは水洗いした後、みじん切りにします。ソーセージは輪切りにします。
(2)耐熱容器にトマトジュース、水、顆粒コンソメ、(1)を入れて電子レンジであたためたらよく混ぜます。塩、コショウで味を整えたら完成です。
キムチとレタスのシャキシャキ中華スープ
レタスは栄養がなさそうにみえますが、「β-カロテン」や「ビタミンC」「ビタミンE」のほか、女性にとって大切なミネラルである「カルシウム」や「鉄」「カリウム」などがバランスよく含まれています。サラダでも美味しいですが、スープに入れてもシャキシャキ感が残って美味しいですよ。
キムチに使われているトウガラシには、「カプサイシン」という辛味成分を含みます。カプサイシンは、血行の促進や冷え改善などにも効果が期待されています。夏の冷えが気になる時に試してみてはいかがでしょうか。
材料(1人分)
・キムチ 適宜
・レタス 1〜2枚
・お湯 150〜200ml(お好みで加減)
・顆粒鶏がらスープの素 小さじ1
・すりおろしニンニク 適宜
作り方
(1)レタスは洗って小さめにちぎっておきます。
(2)お椀に(1)、キムチ、鶏がらスープの素、すりおろしニンニクを入れてお湯を注いだら完成です。
簡単にできるレシピなので、ぜひ試してみてくださいね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵)
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【参考】
※腸内フローラを整える方法!腸活! – ビオフェルミン製薬
※リコピンで輝く白い肌へ – カゴメ
※とうがらし – わかさ生活
※レタスの基本情報 – キユーピー