指先には年齢やパーソナリティが出やすいと言われます。美しく整った手指を目にすると、指先にまで気配りが出来る美しさに心惹かれます。大人女性の品格が表れる部分ですね。ただ仕事や家事、育児などに追われて、手のケアまでは出来ないという方も多いのではないでしょうか? 一方で手は、顔以上に年齢が出やすい部分とも言われ、メイクで隠すことも出来ません。しかし日々のほんの少しの気遣いやお手入れで、美しく輝きだします。ポイントさえ押さえれば、テレビを見ながら、仕事の合間にといつでも、どこでも気軽に出来ます。
■日常生活で手の老化を防ぐポイント
手のひらや指の腹は顔の皮膚とは違い、皮脂腺がなく、汗腺から分泌される汗によって水分が維持されています。また、手荒れは水仕事や洗剤の使用が主な原因で、水より温水、温水より洗剤の使用の順でダメージが増加します。また、洗剤だけでなく紫外線や加齢など、さまざまな要因によって手の皮膚も老化していきます。
手の美しさを保つためには、水仕事の回数を減らしてまとめ洗いをしたり、水の温度を低めに設定したり、綿手袋とゴム手袋のダブル使いがおすすめです。また、こまめに保湿をすることが一番のポイントです。
■美しい手になるセルフマッサージ方法
エステティシャンとして活動していた筆者の経験をもとに、自分でできるより効果的なハンドマッサージ方法をご紹介します。
(1)ハンドクリームやオイルをたっぷり手に取ります。
(2)手の甲を優しく包み込むように、手首から指先までしっかり円を描くように馴染ませます。
(3)指の付け根から指先に向かって、親指と人差し指で掴み、先端に向かって軽く引っ張ります。上下・左右の両方向から行ってみましょう。
(4)指と指の間をプッシュ、呼吸を止めずにゆっくりと行いましょう。
(5)親指で(4)のポイントから矢印の方向に向かって、骨と骨の間を3回ほど押します。
(6)手のひらもしっかりもみほぐしましょう。もみほぐしの時のポイントはこちら。
(7)もう一度、(3)に戻り反対の手も同様に行います。
(8)最後に、手首から指先まで包み込むように円を描き、爪周りもクリームでしっかり保湿して終了です。
季節を問わず、しっかり保湿してマッサージをすることが美しい手指作りには大切です。まずは、家事や仕事の合間に、手指を労わる自分のための時間を作ってみませんか?
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【参考】
※日本化粧品工業連合会 編集・発行『コスメチックQ&A事典-資料編』