「季節を分ける」という意味のある節分には、邪気を払う力のある豆をまいて、福を呼び込むとされています。この邪気を払う豆は落花生を使う地域もあるようですが、大豆を使うところが多いようです。
美容家の筆者が、捨てるにはもったいない、美容と健康に役立つ「大豆」の働きについてご紹介します。
■「たんぱく質」で健康的な肌に
大豆といえば良質な「たんぱく質」が豊富です。たんぱく質は、肌や髪、爪の材料でもあり、健康な身体づくりに欠かせない栄養素です。
節分では、歳の数だけ豆を食べて一年の無病息災を願いますが、年齢によっては一度に歳の数の豆を食べるには多い場合がありますよね。しかし、節分を過ぎても毎日少しづつ大豆を食べれば、良質なたんぱく質の摂取に役立ちます。
■「大豆イソフラボン」で女性らしい肌に
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをするといわれています。エストロゲンは、キメ細かくハリのある肌をつくることや、丸みのある女性らしい身体をつくることに役立っています。
年齢とともに女性ホルモンの分泌は減っていくので、大豆を積極的に食べることをおすすめします。
■「レシチン」でめぐりのいい美肌に
大豆に含まれる「レシチン」は、私たち人間の細胞膜の主成分でもあります。悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにし、酸素や栄養分を身体の隅々まで届けて、美肌効果が期待できるといわれています。
サプリメントなども販売されていますが、大豆からも摂取することができます。
豆まきで余った「大豆」も、美容と健康に良いと思えばきっと美味しく食べられるはずです。「きれいになれる」と思いながら食べてみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美
自身のニキビ・激太りから容姿コンプレックスに陥り根暗な10代を過ごす。綺麗になるためエステの道へ。「綺麗になる」を通し心や人間関係、人生まで前向きに変わって行く経験を人に伝えるため美容家として活動中。)
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【参考】
※成分情報 大豆 – わかさ生活
※成分情報 イソフラボン – わかさ生活
※成分情報 レシチン – わかさ生活
※研究情報 レシチン – J-オイルミルズ