年齢とともに顔がたるみ、「昔より輪郭が大きくなってきた」とお悩みの方はいませんか?
美容講師やヘアメイクのプロとしてアラフォーに特化した美を提案する筆者が、小顔に見せるヘアアレンジをご紹介します。
■顔が大きく見える理由とは?
加齢によって皮膚がたるんだり、姿勢の悪さや噛み癖、体の片方に重心をかけるなどの生活習慣によって顔に左右差が生まれたりして、以前よりも顔が大きく見えやすくなります。
■簡単に小顔に見せるヘアアレンジ
小顔に見せるには、理想的な輪郭といわれている「卵型」に、印象を近づけることが大切です。顔を卵型に見せるヘアアレンジのやり方を3つご紹介します。
前髪を横に流す
小顔に見せながら若見えするのが、前髪を横分けにするヘアスタイルです。
(1)最初に、前髪をコテで内巻きにします。32mmくらいの太さのコテを使います。細いコテだとカールが強くなりやすく、ふんわりとした前髪を作ることがむずかしいので、巻く時にワンカールできるくらいの太さのコテを選びましょう。
前髪を90度に(地肌に対して垂直に)引き出したら、コテで挟んで根本から毛先まで2回ほどスライドさせます。こうすることで、ストレートアイロンをした時のように髪のクセがとれて、根本の立ち上がりが良くなります。
前髪が短い場合
前髪が短く根本からコテで挟むことがむずかしい場合は、コテで挟まなくてもOKです。
前髪を90度に引き出したら、コテで挟まずに前髪の裏側から根本に1〜2秒コテをあてます。コテがホットカーラーのかわりになり、根本が立ち上がります。
(2)前髪の根本を立ち上げたら、最後に毛先をコテで挟み内巻きにします。バブル時期のような「ふんわり前髪」をイメージしてやると、やりやすいでしょう。
(3)パール粒くらいの量のやわらかいヘアクリームやワックスを手にとり、前髪につけます。黒目の延長線上で前髪をわけたら、毛先だけを指で横に流します。
根本から横に流すと根本のふんわり感が潰れやすいので注意してください。
顔まわりの毛を短くする
髪の長さに関係なく、顔まわりの毛を短くするだけで輪郭をカバーすることができます。ミディアムやロングヘアの方は、まとめ髪にした時に顔まわりの短い毛を後れ毛として出すことで、アップにしても輪郭をカバーをすることができます。
アップで後れ毛を出す時は、「こめかみだけ」や「もみあげだけ」といったように一箇所からたくさん出してしまうと、重たい印象になります。
ポイントは、こめかみともみあげ部分の両方から髪を引き出すことです。細い毛束を2〜3本くらい出すようにしましょう。
後れ毛にもまとまり感を
後れ毛を引き出したままにすると、ボサボサとした印象になり、老け見えしやすくなります。
必ずコテで巻いたりスタイリング剤をつけたりして、後れ毛にもまとまり感が出るように仕上げましょう。
顔まわりだけ、暗めのインナーカラーを入れる
ラクに小顔に見せるには、インナーカラーがおすすめです。髪を単色で染めるより立体感が出ますし、小顔効果が期待できます。
「小顔に見えるように、顔まわりだけインナーカラーを入れてください」と美容師さんにオーダーすると早いですが、恥ずかしくてそのようにオーダーしづらいという方は、「インナーカラーの部分は、いつも頼んでいるヘアカラーの明るさより3〜4トーン暗めの色をお願いします」といったようにオーダーすると良いでしょう。
今回ご紹介したアレンジ方は、髪全体を変えたり、こったヘアアレンジをしたりしなくても、簡単に小顔に見せることができます。部分的な髪のアレンジによって顔の輪郭がカバーできますので、ぜひ参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3
美容講師をしつつヘアメイクや化粧品の官能評価などマルチに活動。現在、YouTubeで「アラフォーからの楽して美活」というアラフォー向けの美容情報を配信中。)
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