日焼け対策を頑張っていても、日焼けをしてしまうことはありますよね。紫外線は、肌のシミやそばかす、くすみの原因につながるため、日焼け後はしっかりケアをする必要があります。
スキンケアももちろん大切ですが、身体の内側からも肌のダメージを回復していきましょう。
管理栄養士の筆者が、日焼け後に摂りたい栄養素をご紹介します。
■日焼け後に摂りたい栄養素
亜鉛
亜鉛は体内のさまざまな代謝に関わっているため、日焼けした肌の代謝を促すために摂りたい栄養素です。
また、亜鉛は不足しやすいミネラルなので、日焼け後は特に意識して摂取するようにしましょう。
「亜鉛」を含む食品
牡蠣、ほたて、牛肉、納豆、高野豆腐、アーモンド など
たんぱく質
肌の代謝を活発にするためには、肌を作る材料となるたんぱく質をしっかり摂取する必要があります。特に、アミノ酸スコアが良い肉類や魚類、卵などがおすすめです。
アミノ酸スコアとは、体内で作ることのできない「必須アミノ酸」のバランスを評価するものです。このスコアが高いほど、「質の良いたんぱく質」であるといえます。
また、肌のハリや弾力には「コラーゲン」が関与しています。そのコラーゲンもたんぱく質から作られているため、若々しい肌を作るためには、質の良いたんぱく質を摂取したいものです。
「たんぱく質」を含む食品
牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛乳、納豆、豆腐 など
ビタミンC
ビタミンCは、日焼けした後にもしっかり摂取したい栄養素です。ビタミンCは、シミやそばかすの原因となるメラニンが肌に沈着するのを防ぐ働きが期待できます。
また、ビタミンCはコラーゲンの合成に関与しており、キズややけどの修復をサポートするといわれています。
「ビタミンC」を含む食品
アセロラ、レモン、キウイフルーツ、芽キャベツ、じゃがいも、赤ピーマン など
ビタミンE
ビタミンEは毛細血管を広げて血流を良くする働きがあるため、肌の新陳代謝を高める働きが期待できます。
またビタミンEは、「若返りビタミン」とも呼ばれているほど高い抗酸化作用が期待できます。老化の原因である活性酸素の除去をサポートするため、肌の老化対策にもおすすめです。
ビタミンCと一緒に摂取すると、よりその作用が高まるといわれています。
「ビタミンE」を含む食品
うなぎ、かぼちゃ、赤ピーマン、アボカド、アーモンド、ピーナッツ など
日焼け後も身体の内側からしっかりアフターケアを行い、肌トラブル対策をしましょう。ぜひ、参考にしてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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