繰り返す大人ニキビが気になっている人も多いのではないでしょうか? 実は肌トラブルを解消するために取り入れている洗顔方法がかえって肌に負担をかけているかもしれません。
今回は皮膚科医の高山かおる先生についやりがちなNG洗顔を教えていただきました。
■丁寧すぎる洗顔が肌の負担に!?NG洗顔3つとは
今回高山先生は、ザ・プロアクティブカンパニー株式会社と共同でニキビで悩んでことがある人と悩んだことがない人の洗顔方法を比較し検証を実施。その結果ニキビ悩みの経験のある人たちの洗顔方法の特徴が見えてきたそう。そこから見えてきたNG洗顔方法とは?
(1)洗顔の時間が長い
ニキビ悩み経験者は未経験者に比べ、約1.5倍も洗顔時間が長いという結果が出たそう。
「洗顔時間が長いと洗顔料や水分に触れている時間が長くなり、肌に負担をかけることになります」と高山先生。
(2)皮脂を落とそうとゴシゴシ洗っている
ニキビ悩み経験者は小鼻の横、アゴ、おでこなどのニキビができたことがある箇所をゴシゴシと洗いすぎる傾向が見られたそう。
「洗いすぎは必要な皮脂まで洗い落としてしまい肌に負担がかかります」
「肌のバリア機能を高める皮脂を落としてしまうと、乾燥を起こし肌への悪影響が考えられます」
(3)たっぷりの洗顔料を使い洗顔している
ニキビ悩み経験者の洗顔料の量は未経験者に比べ多かったそう。
「洗顔料が多いとすすぎに時間がかかります。洗顔料や水に触れる時間が長ければ長いほど肌には負担がかかります」
■大人ニキビを防ぐために気を付けるべき「洗顔のポイント」3つ
(1)指先に力を入れ過ぎない
顔をゴシゴシ洗わないコツとして「顔を洗う時は手全体で絹ごし豆腐の表面をなでるように、指先に力を入れ過ぎないようにしましょう」と高山先生。
また洗顔ブラシを使うのもおすすめ。均等な力加減で手洗いよりムラなく、顔全体を洗うことができるとのこと。
(2)洗顔後はすぐに保湿
「洗顔後はすぐに保湿をすることが重要です。乾燥で肌の水分が不足すると、毛穴の出口の角質が厚くなって、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの原因となります」
(3)ニキビ用洗顔料を使用
「年齢を問わず、ニキビができやすい人はニキビ用の洗顔料を選びましょう」
自分の洗顔方法を見直す方法として、洗顔の様子をスマートフォンで動画撮影し、チェックをするのもおすすめと高山先生は言います。ニキビで悩んでいる人は試してみては。
(つやプラ編集部)
【高山かおる(たかやま かおる)先生 プロフィール】
済生会川口総合病院 皮膚科主任部長。東京医科歯科大学附属病院臨床准教授。専門は、接触性皮膚炎。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
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