会食もなくなり、リモートワークが増えれば、ご自宅でお食事をすることが多くなります。だんだんと自炊になれてくると、ワンランクアップしたお料理にチャレンジしてみたくなりますよね。
食材や調理法はそのままでも、調味料をグレードアップするだけでも、お料理の仕上がりは変わります。
健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、使い勝手がよく、そろえておくと便利な調味料を3つご紹介します。
■お料理をワンランクアップ!そろえておきたい調味料3つ
(1)熟成バルサミコ酢
ブドウ果汁を煮詰めて作られたバルサミコ酢。オーク、栗、桜など素材の違う樽に入れ替えて、樽の香りを移しながら熟成してつくられます。
バルサミコ酢は、数年で完成する熟成の浅いものから、長いものでは30年熟成させて完成するものもあります。熟成期間の短いバルサミコ酢は、まだ酸味が残りサラサラとした状態ですが、12年以上熟成させたバルサミコ酢は、独特の香り、甘み、そしてとろみがあります。
おうちごはんをワンランクアップするには、12年以上の熟成バルサミコ酢がおすすめです。サラダのドレッシングに使ったり、肉、魚のグリル、カキやホタテなどの魚介とも相性がよく、かけるだけで立派なソースに!
(2)粒マスタード
マスタードの実がそのまま入った粒マスタードは、見た目も可愛く、味もまろやかである便利な調味料です。
ソーセージの付け合わせによくあるイメージですが、程よい塩味と酸味、辛味があり、いろいろなお料理に使うことができます。
焼いたお肉に添えるだけでも見た目もおしゃれになりますが、お肉のソースに混ぜたり、ドレッシングに使ったりしても、コクがでて美味しくなりますよ。
(3)フレーク塩
ゆっくりと水分を蒸発させて結晶化させてつくられたフレーク塩。フレーク塩は、塩味のためだけでなく、サクサクとしたその食感も楽しむ塩です。ハーブが入ったものや、色がついたものなどがあり、見た目もおしゃれな塩です。
見た目が大きいのと、口の中で溶けるので、少量でもしっかりとした塩味を感じることができて、自然と減塩にもつながります。
食材と混ぜてしまうと、せっかくのフレークが溶けてしまうので、混ぜ込むのではなく、食べる直前に添えて使いましょう。
せっかくのおうちじかん。いろいろな調味料にもチャレンジして、楽しく過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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