大人になってもポツポツとできる「吹き出物」。ぷっくりと膨らんでいる時も気になりますが、落ち着いてからの跡も目立つ存在ですよね。
吹き出物の跡には赤い跡と茶色い跡があり、段階によってケア方法が異なります。
コスメコンシェルジュの筆者が、できるだけ跡が残らないようにするためのケア方法と、ニキビができにくい習慣をご紹介します。
■赤い吹き出物の跡
吹き出物が治った後によく見られるのが「赤い跡」です。これは、吹き出物ができていた時の炎症がまだ続いているため赤く残っています。
吹き出物が治ったら自然に赤みも落ち着いてきますが、顔にあると目立つので少しでも早く治したいですよね。そんな赤い跡におすすめのケア方法は以下の3つになります。
(1)冷やす
熱をもっていたり痛みを感じるようなら、氷や保冷剤を使って「気持ちいいな」と感じる程度に冷やすと、痛みが和らぎます。ティッシュやタオルで氷や保冷剤をくるんで、一日に数回30秒ほどあててみてください。
(2)紫外線を徹底的にブロックする
紫外線は肌に強い刺激となるため、炎症がおきている時は、紫外線対策をいつも以上に意識してください。
低刺激なノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めを選びましょう。
(3)「ビタミンC誘導体」配合のケアアイテムを使う
ビタミンCは、吹き出物の色素沈着防止やメラニン色素の抑制効果が期待されている成分です。ビタミンC誘導体が配合されたローションなどを使ってケアしましょう。
■茶色い吹き出物の跡
吹き出物が治ってしばらくしたら、茶色い跡に悩む方も多いのではないでしょうか。これは、「炎症後色素沈着」といって、ニキビによる炎症がおきたところにメラニン色素が過剰に作られたものです。
しばらく日にちがたてば薄くなってきますが、やはり気になりますよね。茶色い跡のケアは赤い跡とほぼ同様ですが、アプローチ方法が少し違います。
(1)紫外線を徹底的にブロックする
赤い跡同様に紫外線は肌に強い刺激となるため、低刺激なノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止めを選びましょう
(2)美白ケアアイテムを使う
「ビタミンC誘導体」や「プラセンタエキス」「アルブチン」などが配合された美容液を使ってケアしましょう。
(3)ピーリングをする
「AHA(フルーツ酸)」などを配合しているピーリング化粧品を使えば、肌の表面に残っている古い角質を穏やかにとり除くことができます。
ローションタイプや洗顔タイプなどがあるので、生活スタイルのなかで使いやすいものを選んでみてください。
■吹き出物ができにくい肌を目指す
吹き出物の跡がない肌を目指すなら、吹き出物ができないことが大前提です。以下のポイントを意識して生活してみてください。
・睡眠時間を確保してストレスを溜めない。
・洗顔やスキンケアをする時に肌を強くこすらない。
・紫外線対策を毎日欠かさない。
・食事の栄養バランスに気を配る。
食生活を変えるポイント
まず、自分がどういうものを食べているのか把握することが大切です。筆者は、一日の終わりに今日食べた食事内容をスケジュール帳の空いたスペースに書いて、簡単に振り返っています。
タンパク質や食物繊維がバランス良くとれた日にはシールを貼って、達成度を目で見て分かるようにして楽しんでます。
吹き出物の跡も、適切なケアをすれば早めに目立たなくなります。生活を少し見直しながら吹き出物対策も心がけて、美肌を目指しましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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