「マスクで肌荒れをしてしまう」という人も多いのではないでしょうか。美容家の筆者が、マスクで肌荒れしてしまう原因と対策についてお伝えします。
■マスクで肌荒れしてしまう原因と対策3つ
(1)マスクの「生地」が肌に合わない
「乾燥する」「ガサガサになる」といった肌荒れを起こす人に多いのが、マスクの素材が合わないというケースです。マスクは通常、「不織布」という化学繊維が使われています。この繊維が合わない、もしくは加工の際に使う接着剤のような役割の成分が肌に合わないという場合もあります。
対策としては、シルク配合やガーゼタイプ、敏感肌用のマスクを使用することです。マスクが手に入らない場合は、安心素材で手作りすることもいいかもしれませんね。
(2)蒸れて雑菌が繁殖している
かゆみや吹き出物、ニキビができやすい場合は、蒸れから雑菌が繁殖していることが考えられます。こまめにマスクを変えたり、汗の処理をきちんと行いましょう。
弱酸性の化粧水を持ち運び、休憩時間やメイク直しの時にコットンにひたして押し拭くように保湿をして清潔を保つことで、肌荒れを軽減させることができます。時間がない人はシュッとスプレーするだけでもOKです。
(3)マスクによる摩擦
マスクによって過度な摩擦が起こると、「ガサガサ」や「乾燥」「ヒリヒリ」「赤み」として肌荒れが起こることもあります。
マスクを立体的な形のものに変えたりサイズ感の工夫をしましょう。また、鼻や頬にワイヤーがありぴったりとしているけれど頬周りには余裕があるものを選ぶと良いです。
マスクを着用する前に肌を保護するクリームなどを塗り、摩擦を軽減して対処することもおすすめです。すっぴんでマスクをしている人は、下地などを塗ることで摩擦を少し軽減することもできます。
最近はマスクの種類が豊富で、素材や形の選択肢も増えましたね。ぜひ、自分の肌に合うマスクを見つけてみてください。
マスクで肌荒れしやすい人は、肌のバリア機能が弱っている可能性もあります。質の良い睡眠やバランスの良い食事など、身体の中からの健康も振り返ってみてくださいね。
(美容家・エステサロン&スクールSUHADA主宰 永松麻美)
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