「グレイヘアに憧れるけれど、自分の顔に合うかわからないので、なかなか移行できない」と悩んでいる人も多いと思います。そういう時は、まずヘアカラーの種類を変えることから始めてみてください。
美容師、ヘアメイクである筆者が、グレイヘアにした時のイメージがしやすいヘアカラーの選び方をご紹介します。
■ヘアカラーで「自分のグレイヘアの姿」がイメージできる
通常のヘアカラーはワンカラーで根本から毛先まで染めるので、グレイヘアのイメージがなかなかできません。
部分的にカラーを入れるメッシュや、グラデーションカラーなどのデザインカラーや、トリートメントカラーに変えることがおすすめです。
いずれも、白髪を完全に隠さずに黒髪と白髪を自然に馴染ませるやり方なので、グレイヘアにした時のイメージがつきやすくなります。
■グレイヘアにしたい方におすすめのヘアカラー
今の髪でグレイヘアにした時の姿をイメージできるヘアカラー法をご紹介します。
メッシュ
ブリーチを使って毛束ごとに染めるやり方です。
部分的に染めるので、メッシュをしないところには色が入りません。ランダムに染まるので、髪に動きが出るのが特徴です。
また、ぼかす効果もあるので、髪が伸びてきても境目がはっきりつかず、気になりにくいというメリットもあります。
明るいトーンのお洒落染めで染める
お洒落染めは白髪染めと違い、黒髪にしか染まらないので、白髪部分は浮きます。ただ、髪全体を明るくすれば、白髪と馴染むので目立ちにくくなります。
明るいカラー剤に変えることで、顔の印象も明るく見えますよ。
カラートリートメントに変える
カラートリートメントは、染料が入ったトリートメントのことです。シャンプー後につけて、5分ほど時間をおいてから流すと自然と色がつきます。
通常のカラー剤と違ってカラーのもちは悪いですが、シャンプーの後にトリートメント感覚でできるのでラクです。
グラデーションカラーにする
グラデーションカラーとは、髪の根本が明るく、中間から毛先に向かって徐々に濃い色が入ります。髪に動きを出して軽やかな印象を与えてくれるので、こなれたイメージを与えることができます。
毛先だけに赤系やアッシュ系などの色みを足せば、さらにおしゃれ度がアップしますよ。
カラーマスカラ
マスカラタイプのカラー剤です。髪の表面にだけ色がつくので、シャンプーすると色が落ちます。
生え際や分け目などの部分的な白髪に使いやすく、メイクをするように手軽に塗れるところがポイントです。
マニキュア
酸性のカラーで脱色効果がないので、髪や頭皮にやさしい染め方です。明るい髪の部分にしか色が入らず、白髪に入れると淡く色が入る程度です。
色のバリエーションが多く、髪をコーティングして自然なつやを与えるので、ダメージ毛の方におすすめです。
■白髪のタイプ別「相性の良いカラー」
白髪の生え方は人それぞれです。白髪別に相性の良いカラーをご紹介します。
白髪が全体に多いタイプ
全体にしっかり白髪がある人は、明るい色にチェンジすることがおすすめです。白髪に色は入りませんが、髪全体が明るくなるので、白髪が目立ちにくくなります。
10トーン以上のカラー剤なら、白髪に馴染みやすいですよ。
分け目部分にだけ白髪が多い
部分用のカラーマスカラを使うことがおすすめです。出かける時に白髪のところだけ色を塗るので簡単です。通常のヘアカラーと違ってシャンプーで落とすことができるので、手間もありません。
家にいる時はマスカラを塗らずに白髪で過ごしてみると、グレイヘアになった時の想像がしやすいでしょう。
生え際だけ白髪がある
生え際だけ白髪がある方は、部分用のカラーマスカラがおすすめです。気になるところにピンポイントだけ使えるので、手軽に白髪をカバーすることができます。
また、生え際の白髪対策としてはカラーマスカラ以外に、ヘアバンドを使って髪の根元が見えないようにすることも一つの手です。
前髪だけ白髪が多い
前髪全体に白髪が多い場合は、その部分だけにマニキュアを入れることがおすすめです。
あえて、カラフルなマニキュアを入れることでアクセントとなり、こなれたお洒落を演出することができます。
ヘアカラーのやり方や選ぶカラー剤によって、グレイヘアにした時の雰囲気を想像しやすくなります。「グレイヘアが似合わない」と感じた時は、すぐに通常のカラー剤にシフトできるので、グレイヘアに興味がある方は試してみてください。
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
【関連記事】
・前髪変えて今っぽく!雰囲気別・40代のこなれ前髪の作り方
・【動画】上品で大人可愛い!40代におすすめ簡単ヘアアレンジ
・たるみも髪悩みも解消できる!?大人の垢抜けショートヘア
・たるんだ毛穴が原因!?エイジングによる髪のうねり対策7つ